
今回は、学校の先生方を対象とした研修会で、PARCひがしおおさかのスタッフが外部講師を担当させていただきました。
普段の支援で関わっている子どもたちだけでなく、学校の先生方と一緒に「子どもたちをどう理解し、どう支えていくか」を考えることができた、とても貴重な機会となりました。
きっかけは、普段の学校訪問から
今回の研修会に繋がったきっかけは、日頃から行っている「保育所等訪問支援」での学校訪問でした。
学校を訪問した際には、子どもたちの学校での様子を見たり、先生方から「こんな時はどうしたらいいですか?」とご相談をいただいたりしながら、一緒に支援方法を考えています。
そうしたやり取りを重ねる中で、少しずつ先生方との関係を築くことができ、今回「学校の先生方に向けて研修をしてほしい」とお声掛けをいただきました。
普段の支援での関わりが、今回のような新しい繋がりに繋がったことをとても嬉しく思います。

今回はこんなお話をしました!
今回の研修には、通常学級の先生方や支援学級の先生方をはじめ、教頭先生、校長先生など、学校全体から約30名の先生方が参加されました。
講義はPT・OT・STの3職種が担当し、それぞれ約30分ずつお話させていただきました。
主な内容は、
- ASDやADHDなど発達障害のあるお子さまへの支援について
- 「どうしてこんな行動するの?」というお子さまの行動の捉え方
- 重症心身障害児への支援やお子さまの世界を理解するための視点
- 重症心身障害児のご家族の心理について
などです。
お子さまの行動には、私たちから見ると「どうしてそんなことをするんだろう?」と思うようなものがあります。
でも、その行動には、その子なりの理由や困っていること、伝えたいことが隠れているかもしれません。
「困った行動」としてみるだけでなく、「この子は何を感じているのかな?」「何を伝えようとしているのかな?」と考えてみることで、お子さまの見え方が変わることがあります。
今回の研修でも、そんな「子どもを見る視点」について、具体的な例を交えながらお話しました。

先生方から頂いた嬉しい感想!
研修後には、先生方からたくさんの感想をいただきました。
「受け持っている児童が、なぜそのような行動をするのか理解することができました」
「専門的な視点から教えていただき、児童を理解するためのヒントが得られました」
「グレーゾーンの児童も多く、教えて頂けてありがたいです」
など、日頃の子どもたちとの関わりを振り返りながら、研修内容を受け止めて頂いたことが伝わってきました。
また、重症心身障害児についてのお話については、
「重心児の保護者の障害受容は、まずその子が社会的に受容されるところから始まる、という言葉が心に残りました。
「重心児の世界を理解したうえで、言葉かけなど行わないといけないと感じました」
という感想もありました。
そして、
「専門職の先生に、実際に自分の受け持っている児童を見てもらってアドバイスをいただきたい」
という嬉しい声も頂きました。

一緒に考えることの大切さ
今回の研修を通して感じたのは、子どもたちを支えるためには、学校の先生方と私たち専門職がそれぞれの立場から一緒に考えていくことが大切だということです。
学校の先生方は、毎日の学校生活の中で子どもたちと長い時間を過ごし、たくさんの姿を見ています。
私たち専門職は、発達や身体、コミュニケーションなどの専門てきな視点から子どもたちを見ることができます。
それぞれが持っている情報や視点を共有することで、「そういうことだったのか!」と新しい発見に繋がることがあります。
今回の研修が、先生方にとって子どもたちを理解するための小さなヒントになっていれば嬉しく思います。
これからも地域との繋がりを大切に
私たちはこれからも、保育所等訪問支援をはじめ、学校や関係機関との連携を大切にしていきます。
「この子のことを、もう少し知りたい」
「どうかかわったらいいのかな?」
そんな疑問や悩みを一緒に考えながら、子どもたちが安心して自分らしく過ごせるよう、学校の先生方やご家族と一緒に支援していきたいと思います。