PARCひがしおおさかでは、10月30~31日の2日間、集団療育でのハロウィンイベントを開催しました!
このイベントでは、子どもたちに6つのプログラムにチャレンジしてもらいました。
プログラムには、一つひとつの活動の”ねらい”があります。
【https://parc.medi-care.co.jp/blog/181】
今回は、ハロウィンイベント②「ミイラごっこ」についてご紹介します!
「ミイラごっこ」とは?
「ミイラごっこ」とは、その名の通り、トイレットペーパーで身体をグルグル巻きにしてミイラになりきったり、相手をミイラにしたりする遊びです。
身体にトイレットペーパーが巻き付く感覚が苦手なお子さまは、人形やスタッフの身体にペーパーを巻き付けてミイラにしたりするなど、工夫して楽しんでくれていました♪
集団療育だからこそ見られるお子さまの様子
トイレットペーパーは、その用途から柔らかく、破れやすくできていますよね。
その特徴をきちんと捉えて、
- トイレットペーパーが破れないように慎重に身体に巻き付ける子
- 身体に巻いたトイレットペーパーをわざと千切って「ブツッ」という感触を楽しむ子
など、思い思いに楽しむ様子が見られました。
また、トイレットペーパーを巻くことで「熱くなってきた!」と身体で受け取った感覚を伝えてくれる子もいました♪
最後はグループ全員で1人のスタッフをミイラに変身させるゲームをしました。
トイレットペーパーの隙間を見つけると「ここが空いている!急いで!」と子どもたち同士で声を掛け合い、協力し合ってスタッフミイラを完成させてくれました(^^)/
集団療育ならでの様子ですね!
「ミイラごっこ」で感覚・視覚を使って力加減を身につける
- 「ミイラごっこ」のねらい
①感覚を楽しむ
②力加減(からだの協調性)を身につける
③身体の部位を意識しながらトイレットペーパーを巻くことで、ボディーイメージの獲得につなげる
トイレットペーパーを巻く時は、紙を張りすぎていると破れやすく、紙が垂れすぎているとなかなか上手に巻き付けられないので、”ちょうどいい力加減”で巻く必要があります。
私たち大人は、これまでの経験から”ちょうどいい力加減”というものがなんとなく分かっています。
しかし、まだ経験が少ない子どもたちにとって、この”ちょうどいい力加減”というものは難しく、当たり前にできることではありません。
経験とは、トイレットペーパーの柔らかさや紙の張り具合を、手や身体の感覚、そして視覚からの受け取った情報の積み重ねをいいます。
その受け取った感覚をもとに、紙がちぎれない程度の力で引っ張りながらロールを回転させて巻き付けていくという力加減(協調性)を、この活動で身につけていきます。
まとめ
トイレットペーパーを使った「ミイラごっこ」、いかがでしょうか?
子どもたちもイベントを思いっきり楽しんでくれました!
集団療育だからこそ、声を掛け合ったり、譲り合ったりして協力する姿もたくさん見ることができました。
「ミイラごっこ」は子ども大人も一緒に楽しめる遊びです。
ぜひご家族でも「ミイラごっこ」を体験してみてはいかがでしょうか(^^♪