
R7年11月、大東市の小学校にて、PARCひがしおおさかのスタッフが外部講師として研修の機会をいただきました。
今回の研修では、発達障害の特性理解をはじめ、肢体不自由なお子さまへの支援のポイント、そして日々の学校生活の中で先生方が取り組みやすい具体的な関わり方まで、幅広くお話させていただきました。
先生方と一緒に「子どもの理解」を深める時間

PARCひがしおおさかでは、日頃から保育所や学校への訪問支援を行っていますが、
「先生の視点で具体的な声掛けなどをお伝えする研修」や「現場の先生方から直接ご質問を頂く機会」は多くありません。
そのため、今回の研修は、私たちスタッフにとっても学びの多い貴重な時間となりました。
研修では、
- 発達障害の特性を“行動の背景”から理解する視点
- 肢体不自由なお子さまが安心して学べる環境づくり
- すぐに使える声掛けや支援の工夫
- 困り感が強い場面でのフォローの仕方
- 個別支援と学級全体のバランスの整え方
など多岐にわたるテーマを扱いました。
先生方からは、
「集団で取り組める眼球運動の方法はありますか?」
「縄跳びが苦手な子が無理なく挑戦できるようにするにはどうしたらいいですか?」
といった具体的な質問をいただき、子どもたちに寄り添いたいという強い思いが伝わってきました。

現場の先生が抱える「リアルな悩み」
研修を通して、改めて感じたのは、先生方の悩みや迷いは、子どもにとって最良の環境を整えたいからこそ生まれるということです。
学校現場では、
- 困り感のある子
- 周りの子
- クラス全体
- 学年
- 保護者
と多面的な関係性の中で、どうしたら子どもが安心して過ごせるか、無理なく学びに参加できるかを模索されています。
その姿勢から、私たちスタッフも多くの刺激を頂きました。

外部研修は“子どもにとっての架け橋”になる
学校と支援機関が繋がり、共通理解を持って子どもたちに関わることは、子どもが安心して過ごせる環境づくりになります。
- 家での様子
- 学校での姿
- 支援者が見る特性や得意なこと
これらが線でつながることで、子どもは「どんな場所でも分かってもらえる」という安心感を得られます。
学校、家庭、支援機関が同じ方向を向くためにも、こうした研修の場はとても意味のあるものだと実感しました。
PARCひがしおおさかでは外部研修の依頼を承っています!
今回のように、外部講師としての研修依頼も随時受け付けています。

研修テーマ例
- 発達障害の基礎理解
- 行動の背景や環境調整の考え方
- 先生や保護者のための具体的な支援方法
- 肢体不自由なお子さまへの関わり方
- 困り感のあるお子さまへの個別支援の工夫
内容はご希望に合わせて調整可能です。
学校、園、事業所、保護者会など、さまざまな場面でご活用いただけます。
まとめ
今回の研修が、先生方の実践に少しでも役立ち、子どもたちが毎日をより安心して過ごせるきっかけになれば嬉しいです。
今後も、子どもたちの「できた!」を大切にしながら、学校と共に歩む支援を続けていきたいと思います。