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子どもの「なぜなぜ期」はいつから?答え方のコツ&NGな行動

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ある日、「PARCひがしおおさか」に通っているA君が「うんちってどうやってできてるの?」と疑問を持ちました。
A君は好奇心旺盛で、「なんで?」「どうして?」といろいろなことに興味を持ち、PARCでも遊んでいる中でたくさん質問をしてくれます。

 

なぜなぜ期とは?

「なぜなぜ期」の前には「イヤイヤ期」と「なになに期」があります。
2歳前後にやってくる「イヤ!ダメ!」と全てを否定し、自己主張が強くなってくるのが「イヤイヤ期」。魔の2歳児とも呼ばれています。
その「イヤイヤ期」がやっと終わったと思ったら、続いて突入するのが「質問期」です。
質問期は大きく「なになに期」と「なぜなぜ期」に分かれ、心理学の分野では2~3歳頃の子どもが繰り返し質問をするようになる時期のことをいいます。

 

第一質問期「なになに期」(2~3歳)

2~3歳頃にかけていろいろなことに興味を持ち始め、「あれはなに?」「この赤いやつはなに?」とたくさん質問をしてくる時期がやってきます。
これが「なになに期」です。
子どもは大人に尋ねることで言葉の世界や知識をぐんぐん広げていきます。
ですので、子どもの「なに?」にはできるだけ丁寧に答えてあげてくださいね。

 

第二質問期「なぜなぜ期」(3~6歳)

「なになに期」を終えると、次は3~6歳頃にかけて「なぜなぜ期」と呼ばれる「なんで?」「どうして?」とたくさんのことを不思議に思って、質問をしてくる時期がやってきます。
これが「なぜなぜ期」です。
「なぜなぜ期」は、子どもにとって知的好奇心と自己肯定感を育むことができる重要な時期です。
そのため、「なぜなぜ期」に適切な受け答えをすることは、子どもの成長の芽をさらに伸ばしていく上で大切なことなのです。

第一質問期の「なになに期」から「なぜなぜ期」に変わったということは、子どもの成長・発達がステップアップしたことを意味します。

 

「なぜなぜ期」の子どもへの適切な対応とは?

なぜなぜ期の対応①子どもと一緒に答えを調べる

子どもが疑問に思ったことを図鑑やインターネット、実体験を通して一緒に調べてみましょう!
一緒に調べることで「自分で答えを見つけられた!」と子どもの自信に繋がります。
また、自分で調べたことにより理解度が深まり、調べたら答えが出てくるという子ども自身の気付きにもなります。

 

なぜなぜ期の対応②はぐらかさずに時間がある時にしっかりと対応する

保護者が忙しいとなかなか質問に付き合えないときもありますよね。
そういう時は、はぐらかすよりも「今は忙しくて手が離せないから、後で一緒に調べてみようね」と正直に伝えましょう。
はぐらかしてそのままにしてしまうと、子どもの知りたいという知識欲の芽を摘んでしまうことになりかねません。

 

なぜなぜ期の対応③子どもの疑問に丁寧に対応する

なによりも1番大切なことは、丁寧に対応してあげることです。
子どもは大人の言葉や表情から、真剣に考えているかそうでないかを敏感に感じ取っています。
そして、幼児期のお子さまは大人との会話自体を楽しんでいる時期なので、「ながら作業」で答えるのはNG。
言葉のキャッチボールを大切にしてあげてください。

 

子どもの興味と理解が深まる「なぜなぜ期」

冒頭でお話した「うんちってどうやってできてるの?」と疑問を抱いたA君ですが、この質問に対して消化や吸収を口頭で説明するのって難しいですよね。
実際、スタッフもすぐに答えることができませんでした。

そこで、「PARCひがしおおさか」ではお子さまの好奇心を無駄にしないように、身体の仕組みのエプロンシアターを作りました!

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このエプロンシアターは、臓器ひとつひとつの色を変えて作りました。そうすることで、各臓器の形や役割の違いが分かりやすくなるからです。
また、エプロンシアターの横には各臓器と同じ色で、名前・役割を書いたカードを用意しました。それぞれの臓器がどのような働きをしているのか、読むことですぐに分かるようにしています。
そして、見るだけではなく食べ物やうんちを身体に貼ってみたり、名前当て遊びをしたりなど、楽しみながら学べるように作りました。

 

「なぜなぜ期」は子どもの意欲が高まる

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(エプロンシアターを見つけて興味津々のA君)
A君はエプロンシアターを見つけると、すぐに駆け寄り「(小腸を指差して)これ、なあに?」と初めて見る身体の模型に興味津々でした!
「よく噛んで飲み込んだ食べ物は、身体の中の通り道を通って排出されるんだよ」と、口から入った食べ物の流れを、エプロンシアターを使って説明しました。
すると、A君は自らキッチンにおもちゃの野菜や魚を取りに行き、口から食べ物を食べて排出されるまでの道のりを自分で確認しながら遊んでくれました!

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また、遊んでいる中で「食べたお魚はどこからうんちになるの?」と別の疑問も抱いてくれました。
身体のことに興味を持って、A君の不思議が更に増えて理解と意欲が高まった瞬間でした。

 

まとめ

A君のように『なぜなぜ期』は想像力、創造性が育まれる大切な時期です。
そして。お子さまがたくさん質問するのは、いろいろなことに興味を持つようになった成長の証でもあります。
保護者さまもこの時期をお子さまと一緒に楽しみながら過ごしてはいかがでしょうか。

「PARCひがしおおさか」ではお子さま一人ひとりに寄り添い、より豊かな発達を目指して療育を行っています。

 

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