今日は「待つこと」が苦手だったお子さまの成長についてお話します(^^)/
遊びたい気持ちが強く、「待つこと」が苦手
PARCに通い始めて3ヶ月。
PARCには幼稚園の降所後に来ているため、ご利用時間より10分ほど早くPARCに到着します。
お子さま自身、PARCの利用を毎回楽しみしてくれているようで、通い始めた頃は「早く遊びたい!」という気持ちが強く、PARCに着くとすぐに療育スペースへの扉を開けて入ろうとするなど、「待つこと」が苦手でした。。
そこで、PARCひがしおおさかの入り口に時計とタイムタイマーを設置し、PARCが始まるまでの時間を目で見て分かるようにタイムタイマーをセットすることにしました。
(入り口にある時計とタイムタイマー)
同時に、今何をしたらいいのかが分かるように「”ピピピ”が鳴るまで待っててね」と声掛けも行うようにしました。
待つための準備と工夫
最初は遊びたい気持ちが強く、椅子を運んで自らタイムタイマーを操作して鳴らしていたお子さま(どうしたらタイムタイマーに手が届くかを考えているところもすごいですよね(*^-^*))
たしかに、椅子に座っているだけだと大人でも退屈してしまいますよね。
そこでタイムタイマーに引き続き、入り口の靴箱の上に絵本を並べて、お子さまが自由に選べるよう準備しておくことにしました。
(左:どうぞのいす 発行所:株式会社ひさかたチャイルド 作:香山美子 絵:柿本幸造
右:そらまめくんのベッド 発行所:株式会社福音館書店 作・絵:なかやみわ)
「待つ」だけじゃない、自分の気持ちも伝えられるように
最初はスタッフが準備していた絵本の中から好きなものを選んでいましたが、次第に「自分で絵本を選びたい!」という気持ちを伝えてくれるようになり、一緒に本棚まで取りに行くようになりなりました。
(PARCひがしおおさかの机上室にある本棚)
当初は絵本が置いてある机上室に行くまでの道すがら、置いてあるおもちゃを見ると遊びたくなって寄り道をしていたお子さまですが、何度も繰り返している内に少しずつ絵本を選んだら真っすぐ戻ってくることができるようになっていきました。
(寄り道で三段重ねになっているエアスポットを登ったり、キッチンでおままごとをしたり)
今では一人で取に行って戻ってこられるようになったので、スタッフは転ばないように見守るだけにしています。
特に最近では、「ピピピが鳴るまで待っててくれる?」と聞くと「いいよー!」や「待てる!」などの返事が返ってくるようになりました。
絵本が欲しいのか、欲しくないのかもお子さまに聞いて、その時のお子さまの気持ちを大切にしています。
絵本が欲しい時は自主的に取りに行ってもらい、いらないときは「待っててね」と伝えてスタッフは事務所に戻っています。
外でも「待つこと」ができた!目的を持って「待つ」ということ
PARC以外でも待てる事が増えたそうで、お子さまのやりたい事や興味・関心があることには、列に並んで順番を待つこともできるようになったそうです。
順番の列に30分ほど並んでいても、お子さまが「何をするために列に並んでいるのか」、目的を見失うことなく待てるようになったそうです。
ご家族も「待つこと」ができるようになったことや、目的をもって行動できていることに、お子さまの成長を感じて喜んでおられます。
PARCではお子さまの「僕できる!」や「私やってみたい!」等の挑戦したい気持ちを大切にし「できた!」をたくさん経験できるような療育を提供できればと考えています!
東大阪市にある「PARCひがしおおさか」では、児童発達支援・放課後等デイサービスを行っています。
随時、見学・体験・相談を受け付けていますので、お気軽にお問い合せください!TEL 06-4306-4957
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