今回は描く・切る・貼るなど様々な工程を通して作り上げる「工作」についてお話します(^^)/
私たちも小さい頃からなんとなく遊んできた工作ですが、実はお子さまにとって大切な力をたくさん育むことができるんです!
では、具体的にどのような力が育まれるのでしょうか?
一緒に見ていきましょう!
工作で集中力・記憶力・理解力を身につける
人が集中力を維持するためには、「楽しさ」「面白さ」が必要です。お子さまにとって、工作は比較的簡単に楽しさを見出すことができるため、集中力を維持する練習になります。
これにより、苦手な勉強をする際などにも、お子さまなりに楽しさや面白さを見出し、集中に繋げやすくなります。
また、手先を動かすことも集中力を高めることに繋がります。
集中力・記憶力・理解力を身につけるおすすめの工作「折り紙」
集中力・記憶力・理解力を身につけるのにおすすめする工作が「折り紙」です。「折り紙」は
- 折り方を理解する
- 折り方を覚える
- 丁寧に折るために集中する
お子さまと一緒に少し難しい折り紙に挑戦してみてはいかがでしょうか?
鶴はもちろん、最近はパンダやクワガタ、ガーベラなどの折り方もありますよ。
楽しみながら集中力や理解力、記憶力を鍛えてみませんか( *´艸`)
様々な素材に触れることで物の扱い方を知る
紙やフェルト、プラ板など、いろいろな素材に触れることで、それぞれの素材に対する力加減や扱い方があると知ることができます。これにより、
- 素材によってハサミの力加減が違う
- 色鉛筆でお絵描きする時は力を入れ過ぎると芯が折れることもある
物の扱いを知ることで就学後の自信につながる
工作では絵具や粘土、クレヨンなど、普段の日常生活ではあまり触れることのない素材を扱う機会が増えます。このような素材の扱い方を事前に知っておくことで、小学校からはじまる図工にも抵抗なく取り組むことができます。
教科としての工作もスムーズに行うことができれば、お子さまの学校生活における自信にも繋がります。
得意なことがあることは、大人が思っている以上に子どもの自信になり、学校生活の基盤にもなります。
工作は脳の発達を促し手先の器用さにつながる
工作は指先の発達にもとても良い影響を与えると言われています。糊で紙同士をくっつけたり、ハサミで柔らかいフェルトを切ったりすることで指先の感覚が発達します。
また、モールやビーズなどの独特の触り心地や、指先で摘まむような小さな物を扱うことで手先の巧緻性が向上します。
なぜかというと、指先には身体の中でも特に多くの神経が集まっているからです。
つまり、指先を使うことはその神経をたくさん刺激することになり、その多くの刺激が脳へと伝わるということです。
脳は刺激を受けるほど発達していきます。脳が発達していくと、更に細かな動きができるようになります。
指先を使えば脳が刺激され、脳が刺激されると巧緻性が発達・向上していくという相乗効果があるのです。
また、脳が刺激を受けることで、指先の器用さだけでなく、
- 思考力
- 言語力
- 運動能力
▼関連記事「手先の器用さはどうやって作られる?生活の中で子どもの手先が器用になる動作」
「発達障害による手先の不器用さを改善する方法~おもちゃ編~」
工夫を重ねて諦めない力を身につける
工作には「完成」というゴールがあります。しかも、そのゴールは自分で自由に設定することができます。ですので、保護者さまが「もういいんじゃない?」と思っても、お子さまはまだまだ納得しないこともあるでしょう。
また、一度完成させた作品を作り直したり、手を加えたりして、更に新しい「ゴール」に向かって作業することもあります。
決まった1つのゴールに辿り着いて終わり、となるのではなく、お子さまの工夫やアイデア次第では、また新しいゴールに到達できるのが工作の面白いところですね。
このことから、
- 諦めずに粘り続ける力
- 工夫を積み重ねて努力をし続ける力
まとめ
今回は工作で得られる力についていくつかご紹介しました。思うままに作品を作り上げる「工作」が、子どもたちの力をたくさん育んでいることが分かりましたね!
ご家庭でも、お子さまと「何をして遊ぼう?」と悩まれたときは、ぜひ工作で色んな感覚を刺激してあげられる「工作」をやってみてはいかがでしょうか?
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