睡眠は毎日の生活に欠かせないもののひとつです。
しかし、「子どもが夜、なかなか寝ついてくれなくて…」と悩んでいるご家族もいるのではないでしょうか?
そんな眠れないお子さまや高齢者の方のために開発された掛け布団があることをご存じですか?
「PARCひがしおおさか」のスタッフが体験してきたので、ご紹介します!
不眠を改善する鍵は「圧迫刺激」
圧迫刺激とは、体に圧がかかる刺激のこと
圧迫刺激とは、読んで字のごとく「体にかかる圧を感じる刺激」のことをいいます。お子さまからよく「抱っこ」を求められる、というご家族も多いのではないでしょうか?
これは、お子さまが”ぎゅーっ”と抱きしめられる圧迫刺激に心地よさを感じているからです。
抱きしめてあげたとき、お子さまが気持ちよさげに嬉しそうな表情をしていたり、気づけばそのまま腕の中でウトウトしていたり…なんて経験もあるかと思います。
ほかにも、体を小さく丸めて狭い空間にきゅっと挟まることが大好きなお子さまもいますよね(*^-^*)
圧迫刺激から得られる安心感
圧迫刺激を受けると、触覚や固有感覚(自分の身体の大きさや位置、動きを感じ取る感覚)のはたらきによって「自分の体はここにあるんだなあ」と自分自身の体のイメージを掴むことができます。体のイメージがつくと、自分と外の世界との境界がより分かりやすくなり、「自分はここにいるんだ!」と自分自身の存在を一層感じられるため、安心感や心地よさに繋がります。
圧迫刺激は副交感神経の働きを高める
人間には体内の環境を整えるはたらきのある、自律神経というものが存在します。自律神経には2つの種類があります。
- 交感神経:心や体を活動モードにさせる「アクセルをかける神経」
- 副交感神経:心や体をリラックスモードにさせるはたらき「休息の神経」
これにより、心身がリラックスして落ち着くことができ、入眠しやすくなります。
圧迫刺激を得られる掛け布団をPARCスタッフが体験
今回スタッフが体験したのは、フランスベッド株式会社さんの「ウェイテッドHug(ハグ)布団」という掛け布団です。こちらの掛け布団、見た目ではわかりませんが、実は約6㎏の重さがあります。持ち上げてみるとしっかりとした重みを感じます。
実際に布団に入ってみると、体と布団との間に隙間がなく、体全体に程よい圧迫を感じました。窮屈さもまったくありません。
気づけばスーッとリラックスできてしまうような、なんとも不思議な感覚です。心地良さと安心感に体が包まれているといった感じでしょうか(˘ω˘)zzz
この安心感は、上述したように圧迫刺激による触覚や固有感覚、副交感神経の高まりなどによるものです。
なかなか寝付けないお子さまや高齢者の方も、こういった布団や程よい圧迫感を感じられるものを使うことで、自然と眠れるようになるかもしれませんね( *´艸`)
圧迫刺激の適切な目安
ちなみに、適切な圧迫感を得られる布団やブランケットの重さは、体重の約10%前後と言われています。※注意:下記の方は重い掛け布団の使用をお控ください
・圧迫感・重さに苦手を感じる方
・寝返りが難しいなど、身体の動きに制限がある方、または未発達のお子さま
・呼吸器に不安がある方
まとめ
PARCスタッフであるわたしも、タオルに包まったり、狭い場所に入って遊んだりと、圧迫刺激が大好きな子どもでした。大人になった今でも、緊張しがちな歯医者さんでは膝にブランケットを掛けてもらうことでリラックスして治療を受けられています。
夜眠る時もお布団を全身にしっかり掛ける方がよく眠れます。
あなたはどうですか?
似た経験をしたことがある!と思ったあなた!人はこういった理由で安心感を得ているんですね(*^-^*)
ご興味のある方は、「PARCひがしおおさか」のスタッフにお気軽にお声かけくださいね(^^♪
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