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こんにちは!PARCウィル城陽です。
少しずつ気温も下がり、寒さや乾燥が気になる季節になってきました。
空気が乾燥する冬は、火災が発生しやすい時期でもあります。
そのため、当事業所では、定期的に防災訓練を実施しています。
今回は、先日行った消防訓練の様子をご紹介します。
訓練の始まり~火災発生の想定
今回は、“療育中に火災が発生した”という設定で、お子さまと安全に避難する方法を確認しながら訓練を行いました。
「火事だ!」
スタッフの声を合図に訓練がスタート。
訓練ではありますが、実際に消防署へ119番通報する練習も行います。
※事前に消防署に訓練の旨をお伝えしております。

緊張感を持って取り組むことで、より現実に即した行動が身につきます。
スタッフの役割分担
訓練では、スタッフが以下の役割に分かれて行動しました。
- 消防署への通報係
- 初期消火係
- お子さまと避難準備する係
日頃から定期的に訓練を行っているため、
- 通報時に伝える内容
- 消火器の設置場所
- 避難先の確認
など、スタッフ全員が把握できており、スムーズに行動することができました。
今回はお子さまがいない時間帯での訓練でしたが、実際にお子さまがいある時間帯に行うこともあり、一緒に外へ避難する練習も行っています。
訓練の振り返り
訓練後には、スタッフ間で振り返りミーティングを実施しました。
訓練の振り返り①火災報知器の確認
火災発生時は、火災報知器を押して建物全体へ知らせる必要があります。
中には場所を把握していないスタッフもいたため、全員で場所確認をしました。
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訓練の振り返り②消火器の使用方法
いざという時に慌てず使えるよう、消火器の使い方も再確認。
特に新しいスタッフにとっては重要な学びとなりました。
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訓練の振り返り③緊急時の優先持ち物
火災時に何を持って避難すべきか、お子さま一人ひとりに合わせたリストの整備も必須です。
医療的ケア児の場合、
- 呼吸器
- 吸引器
- 必要物品
など持ち物や手順について細かく検討し、随時見直していきます。
●PARCウィル城陽の取り組み アクションカードの作成
当事業所では、火災時に迅速で確実な対応ができるよう、お子さまの避難お方法や対応手順をまとめたアクションカードを作成しています。
看護師を中心に定期的に更新し、実際の火災時にすぐ活用できるよう準備を進めています。
個別避難計画と福祉避難について
「もし自宅で火事が起きたら…」
そんなときのために、ぜひ知っておきたい制度があります。
個別の避難行動計画(個別避難計画)
市町村が作成する計画で、「どこに避難するか」「誰がサポートするか」など一人ひとりに合わせた避難方法をまとめたものです。
医療的ケア児のあるお子さまには特に重要です。
福祉避難所
一般の避難所では、生活が難しい方(高齢者・障害者など)を受け入れるため、設備や福祉スタッフが整えられた避難所です。
多くの場合、福祉施設などが指定されています。
避難先を考える際の参考になれば幸いです。
まとめ
災害に備えて、PARCウィル城陽ができることは何なのか、スタッフ間で話し合いを行い、今後も定期的に防災訓練を行っていきたいと思います。
訓練を通して対応方法を学ぶことで、実際に災害が発生した際にスムーズに避難を行い、お子さまの安全を守ることのできる存在でありたいと思っています。