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姿勢は重症心身障害の子ども活動を広げる!立位とうつ伏せ姿勢の大切さ

うつ伏せ姿勢のメリット 立位のメリット うつ伏せ姿勢で活動が広がる 無気肺予防 側弯予防 側弯予防法 プロンボード 重症心身障害児の姿勢

姿勢は重症心身障害の子どもの活動を広げる

「PARCウィル城陽」では子どもたちに色んな姿勢で療育に参加してもらっています。
というのも、姿勢を変えることで活動範囲が広がったり、身体が強くなったりするからです。
また、人間は長時間同じ姿勢でいると、肺の機能が低下し「無気肺」という障害を引き起こす可能性があるというのも、定期的に姿勢を変える理由の1つです。

 

無気肺とは

無気肺とは、長時間同じ姿勢でいることにより肺細胞がつぶれ、息切れや胸痛、血中酸素濃度の低下、心拍数の増加などを引き起こす病気です。
場合によっては呼吸困難やチアノーゼになることもあるので、自分で姿勢を変えることができない方には特に注意が必要です。

 

プロンボードを使って立位姿勢を維持

支えがあれば立位を取ることができるお子さまには「プロンボード」という道具を使っています。
プロン(Prone)とは英語で「うつ伏せ」という意味があり、プロンボードに前凭れの姿勢で立位が取れる道具になっています。
また、プロンボードは高さ調整が可能なので、お子さまの身体の状態に合わせて姿勢を調節することができます。

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(プロンボードを使った立位姿勢)

プロンボードを使うことで肩から腕、手を自由に動かすことができるようになるので、活動範囲や活動量が増えるとともに、背筋を伸ばしたり反らしたりすることができるため、体力を付けたり、垂直方向に体重を掛けることで骨を強くしたりすることが期待できます。

 

うつ伏せ姿勢は背骨の側弯予防になる

立位はもちろん、PARCウィル城陽では「うつ伏せ」の姿勢を取ってもらうことも多いです。
うつ伏せの姿勢は肺機能を正常に維持するとともに、背骨の側弯予防にもなるからです。

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(保持装置を使ったうつ伏せ姿勢)

クッションや保持装置を使い、子どもたち一人ひとりが楽にうつ伏せの姿勢を取れるように対応しています。
クッションを使ってうつ伏せになれるお子さまであれば、おうちでもうつ伏せの体勢になってもらえるので、ぜひ試してみてくださいね!
※飲んでいるお薬によっては、内服後しばらくはうつ伏せにしない方が良い場合があります(嘔吐などに繋がり、お薬の内容によっては喉がただれてしまうこともあるため)
 うつ伏せの体勢をご希望の場合は、まず主治医にご相談ください。(2023年3月7日修正・追記)

 

まとめ

PARCウィル城陽では、自分で姿勢を変えることが難しいお子さまのため、定期的に体位変換を行っています。
特に、立位やうつ伏せの姿勢は子どもたちの活動を広げたり、健康を守ったりするのに大切な姿勢となります。
立位は肩から腕、手を動かしやすくなるので活動範囲が広がり、おのずと活動量が増えます。また、垂直方向に体重を掛けることで骨が丈夫になります。
うつ伏せ姿勢は肺機能を正常に保つことができるとともに、側弯を予防する効果が期待できます。
お子さまの状態に合わせて、ぜひおうちでも体勢を変えてみてあげてください。

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