PARCウィル城陽には、医療的ケアが必要なお子さんや「てんかん」をお持ちのお子さんも多く通われています。
お子さんとご家族に安心して通っていただくために、PARCウィル城陽では、城陽消防署の救命士さんを招いて定期的に講習を行なっています。
この講習を基に、お子さん一人ひとりに合わせた急変時の対応について、看護師を中心にスタッフ全員で考え、共有しています。
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急変時対応のフローチャートの作成
PARCウィル城陽では、お子さんに合わせた急変時フローチャート作成し、
- いつでも
- 誰でも
フローチャートを見ればすぐに対応できるようにしています。
気切切開・人工呼吸器装着の子どもの緊急時対応
先日、PARCウィル城陽のスタッフ全員参加で、Aくんの急変時シミュレーションを実施しました。
・気管切開
・人工呼吸器を装着
・身体の向きを変えたことで痰が詰まってしまう可能性が高い
①パルクの療育中に急変した場合
Aくんは、身体の向きを変えたタイミングで痰が動いて急変する可能性があります。
もしSpO2低下した場合、1人がアンビューバッグで用手換気(バギング)を行い、別のスタッフに声かけをします。
他のスタッフは聴診、観察、吸引、酸素増量、必要時はカフアシストを行います。
カフアシストとは、排痰介助をしてくれる機械のことです。
急変シミュレーションを繰り返すことで、蘇生手技や緊急フローチャートの流れ、どのように連携すればスムーズかなどが分かり、緊急時対応の練度が上がります。
②Aくんを送迎している車内で急変した場合
今回は、PARCウィル城陽からAくんの家まで車で20分ほどかかると想定しました。
急変した場所によって、PARCウィル城陽に戻るのか、自宅へ帰るのか、もしかしたら途中で停車しての急変対応が必要になる可能性もあります。
送迎の道中に立ち寄れるスーパーやコンビニの駐車場、空き地はどこにあるのかをスタッフ全員で共有しました。
まとめ
PARCウィル城陽には医師が常駐していないので、医療ケア面では看護師に委ねられているところがあります。
筆者自身、看護師として病院以外で働くのはPARCウィル城陽が初めてなので、入社時は急変時の対応に少し不安感じていました。
しかし、実際に勤務してみると、フローチャートが分かりやすくまとめられ、定期的に講習とシミュレーションを行っているので安心できました。
これからも安心してお子さんがPARCウィル城陽に通って楽しい時間が過ごせるよう、支援していきます!