PARCウィル城陽では、療育の中で絵本を読む機会を作っています。
先日、みんなで絵本をより楽しめるように「はらぺこあおむし」の大型絵本を購入し、実際に読み聞かせをしました!
大迫力の絵に興味津々でじっと注目する子どもたち。
家庭ではなかなか見られない大型絵本を楽しんでいました♪
視覚だけじゃない!絵本の魅力を聴覚と体感覚で味わう
障害があるお子さまの中には、視覚的に「見る」という行為が難しかったり苦手だったりする子もいます。
そのため、「見れないなら、絵本を読む意味がないんじゃ?」と思うこともあるかもしれません。
しかし、絵本って実は「見る」だけではないんです!
視覚的にはなかなか感じ取れなくても、聴覚や体感覚からも絵本を楽しむことができるんです。
体感覚とは?
体感覚とは、簡単にいうと五感のうち、
- 味覚
- 嗅覚
- 触覚(肌感覚)
の総称のことをいいます。
体感覚に働きかける絵本の読み聞かせ方
例えば、絵本の中に
- ゆらゆら揺れて
- ポンポン跳ねて
といった表現があれば、抱っこで実際に身体をゆらゆらしたり、ポンポン跳ねるように軽く揺らしてあげたりするなど、触覚(肌感覚)に働きかけることができます。
ほかにも「こちょこちょ」や「つんつん」などの触れ合いも実際に行うことで体感覚への刺激に繋がります。
体感覚におすすめの絵本の特長
- コントラストがはっきりしている絵本
- ふれあえる絵本
- 感触を楽しめる絵本
- 擬音や鳴き声が混じっている、音の繰り返しがある絵本
- リズムや音を楽しめる絵本
絵本は「見る力」を鍛えるだけでなく、親子のコミュニケーションとしても活躍します。
絵本を読み聞かせるコミュニケーションはもちろん、「この本おもしろいかも!」とお子さまに見せてみてもイマイチはまらないこともありますよね。
そんなとき、「どの本がいい?」「こういう絵は好き?」「どんなお話が読みたい?」など、本を選ぶところからコミュニケーションすることができます(*^-^*)
上記で紹介した特長も交えつつ「こんな絵本がハマりそうかも!」という絵本をぜひ一緒に探してみてくださいね!
まとめ
絵本は「見る」だけでなく、耳で聞いたり、身体で感じたりすることができるものです。
聴覚や体感覚を刺激して、大人も子どもも一緒に絵本を楽しみましょう!
また、PARCウィルでは理学療法士や作業療法士などのリハビリ専門職と連携し、その子に必要な姿勢(立位やうつ伏せなど)でゆったりと絵本を読む機会も作っています。
これからもPARCウィルでは、大型の絵本や音が鳴る絵本など、さまざまな種類の絵本をみんなで楽しみます♪