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重症心身障害児向けの児童発達支援・放課後等デイサービスにおける療法士の役割とは?

重症心身障害児 医療的ケア児 児童発達支援 放課後等デイサービス 理学療法士の役割 作業療法士の役割 言語聴覚士の役割 看護師 理学療法士 作業療法士 言語聴覚士 児童指導員 保育士

こんにちは!「PARCウィル城陽」です!
前回はPARCウィルでの看護師の役割をお話しましたが、今回は療法士の役割についてご紹介します★
【前回のお話はこちらから│https://parc.medi-care.co.jp/blog/167

「PARCウィル」で働く療法士


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PARCウィル城陽では現在*、4名の療法士が働いています。
理学療法士が3名と、作業療法士が1名います
*2023年11月現在

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士と聞くと、あなたは何を思い浮かべますか?
「訓練」や「頑張る時間」といったイメージがあるかもしれません。
もちろん、お子さんの成長を促すことや、身体機能を維持していくためには、頑張る時間も必要です。
しかし、PARCウィルではなによりも「楽しく過ごす」ことが大前提!なんです。

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児童発達支援・放課後等デイサービス「PARCウィル」ってどんな場所?


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PARCウィルは重症心身障害のお子さまが通所される、児童発達支援・放課後等デイサービスです。
PARCウィルに来てからご自宅に帰宅するまでの、大まかなスケジュールをご紹介します!
①体調確認
②水分摂取・トイレ等
③ご挨拶
④レクリエーション(歌・体操・絵本・季節のイベント等)
⑤昼食
⑥帰宅

PARCウィルでは、リハビリテーションや個別療育だけの時間はありません。
「じゃあ、どうして療法士が在籍しているの?」と思いますよね。
では、次にPARCウィルでの療法士の役割をご紹介します!

「PARCウィル」での療法士の役割


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▼療法士の役割①お子さん一人ひとりに合わせて、活動時の姿勢を提案する

PARCウィルでは、お子さんの状態や活動内容に合わせて立位・バギー・うつ伏せなど、さまざまな姿勢で活動に取り組んでもらっています。

・例1:あまり立位が好きではないお子さんの場合は、お子さんの好きな遊びのタイミングで立位の姿勢を取り入れる。

・例2:歩行への興味を引き出したいお子さんは、好きな遊びの中に歩行要素を取り入れる。

・例3:安定した手の動きを引き出したい時には、しっかりと骨盤を起こした座位姿勢をとる。

これらの姿勢の選択は、
①療法士がこれまでに学んできたこと
②お子さんの興味
③ご家族からの要望
④他施設からの情報
を踏まえて、療法士が中心となって考えています。

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療法士の役割②必要に応じて、個別での歩行練習やストレッチなど行う

PARCウィルに通われているお子さんは、てんかん発作や勝手に身体に力が入る、呼吸機能の弱さにより自己で排痰が難しい、などの身体的特徴があるお子さんが多く通われています。
PARCウィルに来られる当日、ご家族や学校の先生からの引継ぎで
・発作後で身体が硬くなっている
・肺の音がすっきりしない
などのお話があった場合は、活動の中で楽しみながらストレッチ要素を取り入れたり、活動の合間に療法士がストレッチや呼吸介助を行ったりして、お子さんが楽に過ごせるようにケアをしています。
また、ご家族から「歩く時間を作ってほしい」などのご要望があったときは、お子さまと一緒にお散歩に出ることもあります。

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療法士の役割③他職種に介助方法やポジショニングなどを伝達する

PARCウィルには、療法士のほかにも看護師・保育士・児童指導員など、さまざまな専門職種が在籍しています。

それぞれの職種による多角的視点を共有した上で、
・活動に取り組みやすい姿勢
・歩行介助の方法
・変形を助長させない姿勢
・安全な姿勢
などの伝達を行い、スタッフみんなで共通認識ができるようにしています。

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まとめ


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今回は重症心身障害児向けの児童発達支援・放課後等デイサービスにおける療法士の役割について紹介しました。
重症心身障害のあるお子さんは特に、日々の変化が大きいです。
どんなに些細なことでも、気になることがあればお気軽にご相談いただければと思います♬
PARCに通うお子さんもご家族も『楽しく過ごしてもらう』ためにこれからも季節のイベントなども開催していきますので是非、一緒に楽しい1日を過ごしましょう!

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