子どもを「褒める」って意外と難しいですよね。
「褒めようと思っていたのに、話の流れで別のことを叱ってしまった…」
「褒められたことで子どもが満足してしまい、手を抜いてしまうんじゃないかと心配」
「そもそも褒めるって、本当に子どもの成長につながるの?」
など、子どもを「褒める」ことに悩んでいる保護者さまも多いのではないでしょうか。
「褒める」ことは子どもの成長につながる!
褒めることは子どもの成長に良い影響を与えます。しかし、「褒め方」には、注意しなければならないこともあります。
というのも、褒め方次第では逆効果となってしまうこともあるからです。
子どもを褒めるときのコツは「動機付け」
動機付けとは、意欲を引き出し行動に移すこと。また、意欲的な状態の維持・調整のための過程や機能のことを言います。分かりやすく言い換えると、「やる気」や「モチベーション」になります。
「褒める」ときの動機付けには、大きく分けて「外発的動機付け」と「内発的動機付け」の2つがあります。
子どもを褒めるときのコツ①「外発的動機付け」
「外発的動機付け」は、あなたも子どもの頃に経験したことがあるかもしれません。たとえば、
- お片付けができれば好きなお菓子を買ってもらえる
- お手伝いすればお小遣いをもらえる
「外発的動機付け」は報酬によって子供に行動を起こさせようとするものです。
つまり、「動機付け」を外部からの誘因によって行うものなので「外発的」動機付けとなります。
「外発的動機付け」は、子どものやる気を効果的に導き出すことに有効です。
子どもを褒めるときのコツ②「内発的動機付け」
「内発的動機付け」とは、自分の内面にある心理的な欲求から行動する意欲をもつことを言います。「興味があるから」
「楽しいから!」
「好きだから!」
などの自発的な理由で行動を起こし、行動そのものにも喜びや満足を感じて取り組むものです。
子どもが好奇心を持つことを尊重し、すぐに答えを与えるのではなく「なぜだろう?」「どうして?」と一緒に考える機会を持つようにします。
「自分で気づく」「自分で発見する」喜びを体験することで、主体的に考える力が養われます。
子どもを褒めるときのコツ③子どもの「頑張り」と「できるようになったこと」を大人が見つける
お片付けやお絵描きなど「今回頑張れたこと」「できるようになったこと」を大人が見つけられるように、できる限りでいいのでお子さまをしっかりと見てあげましょう。「よく観察して描けてるやん!」
「色塗り上手くなったね!」
「(前はおもちゃを1つだけお片付けできたけど)今日は2つお片付けできたね!」
など、周囲の大人が子どもの成長や変化に気づき、それを具体的に、そして積極的に伝えて褒めることで、子どもは自己承認ができるようになり、意欲的にチャレンジするようになります。
子どもが意欲的になったら、能力に応じて少し背伸びして頑張れが達成できる目標を大人が設定してあげ、子どもの成功体験を積み重ねてあげましょう。
子どもの「できた!」を見つけてあげることで、達成感と「次もやってみよう!」というチャレンジ精神が育っていきます。
まとめ
PARCじょうようでは、子どもたちの自主性を高めるために、「外発的動機付け」と「内発的動機付け」を使い分けて療育を行っています。もちろん、中には両方を使って行う療育もあります。
おうちでもお子さまの様子を見る機会があれば、「あれができたね!」「これができたやん!」とできたところを発見して具体的に褒めてあげてください!
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