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「聞くこと」が苦手な子どもの原因と改善方法

聞くことが苦手な子どもの原因と改善方法 こどもの聞く姿勢を身につける方法 言葉を理解する 視覚優位のこども 言語聴覚士がいる児童発達支援 城陽市の児童発達支援 パルク城陽 パルクじょうよう

前回のブログでは「読むこと」 「書くこと」についてお話しました。
言葉を読んだり、書いたり、話したりすることには、まずいろいろな音を「聞くこと」が重要になってきます。
今回は、「読むこと」「書くこと」の前段階にあたる「聞くこと」に焦点を当ててお話しします。

[前回のブログ]
ブログ「"読むこと"に苦手を感じている子どもの原因と改善方法」
ブログ「字が綺麗に書けない2つの原因と子どもの字が綺麗になるポイント」

 

人は生まれる前から音を聞いている

人は生まれた瞬間からさまざまな音と触れあいますが、実はお腹にいるときから音が聞こえているといわれています。
耳の感覚器官は妊娠10週までに形ができあがり、そこから神経が通って脳に情報が伝達される機能を持つのは妊娠20週~25週(5ヶ月)頃からになります。
この頃から、赤ちゃんはお母さんの心臓の音や身体を流れる血液の音などが聞こえはじめ、妊娠28週頃にはお腹の外の音が少し聞こえるようになるといわれています。

 

「聞くこと」から言葉の理解へ

出産を経て、赤ちゃんはさらにさまざまな音と触れ合います。
生後3ヶ月を過ぎたあたりから音を認識しはじめ、生後6ヶ月頃にはいろいろな音を聞き分けて音の鳴る方向へ目を向けるようになります。
これは聴覚と視覚が発達し、連動できるようになってきた証です。
さらに10ヶ月頃には自分の名前に反応するようになり、声や音の種類を判別できるようになります。
1歳を過ぎた頃からすべての音を聞くのではなく、聞きたい音だけを選んで聞くことができるようになります。
そして、だんだんと言葉を理解するようになり、少しずつ意味のある言葉を話しはじめます。
周囲の大人の言葉を「聞くこと」で言語の獲得を行い、自分で言葉を発してコミュニケーションを取ることで、お子さんの頭の中には次々と言葉が蓄積されていきます。
その積み重ねが言葉の意味のさらなる理解へとつながります。
言葉に意味があることを理解すると、次のステップとして「読むこと」そして「書くこと」へとつながって行きます。

 

「聞くこと」が苦手な原因とは?

では、「聞くこと」が苦手とは、いったいどのような原因が考えられるのでしょうか?
何かに集中していて声をかけられたことに気がつかない
最後まで集中して話を聞けない
耳から入る情報を処理することが苦手で、言われる(聞く)だけでは理解できない
などが挙げられます。

 

子どもが「聞く姿勢」になれる環境を作ることが大切

話す前にまず、お子さんに「聞く姿勢」をとってもらう必要があります。
お子さんが何かに集中しているときは、その集中を話し手へ向けること。
最後まで集中して話を聞くことができないときは、集中できる環境を整えたり、話しかける長さを短くしたりわかりやすくしたりすることが大切です。

▼集中できる環境とは?

  • 1対1で話す
  • 静かな部屋に移る
など、環境を整えましょう。

 

子どもが「聞く姿勢」を身につける方法

とはいうものの、お子さんに「聞く姿勢」をとってもらうことってとても難しいですよね。
そこで、遊びを通して自然と身につける工夫をしてみませんか?

▼集中して「聞くこと」に繋がる遊び

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  • 絵本の読み聞かせ
  • 落ちた落ちたゲーム
  • しりとり
などは、集中して「聞くこと」に繋がります。
また、遊びのルールを説明することやおままごとでのやり取り、折り紙の折り方を教えることなどは、集中して「聞くこと」ができる場面になります。

▼子どもが「聞く力」を身につけるためには、大人がきちんと話しかける

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子どもが「聞く力」を身につけるためには、なによりも周りの大人がお子さんにしっかりと「話しかける」ことが大切です。
お子さんの「聞く姿勢」が整ったら、
  • お子さんの目を見てゆっくり話す
  • 先につながるような具体的な声かけをする
  • お子さんの話をしっかりと聞く
この3つを心掛けて話しましょう。

 

耳から入る情報を処理することが苦手な「視覚優位」の子どもの場合

耳から入る情報を処理することが苦手なお子さんは、目で見た方が理解しやすい場合があります。
これを「視覚優位」といいます。
「視覚優位」のお子さんの場合は、聴覚と併せて視覚的にも捉えることができるように工夫することも大切です。
たとえば、
  • 絵や写真を使って説明する
  • 話す内容を紙に書いてから話しはじめる
  • テレビを字幕付きで見る
などです。
言葉だけでは100回言っても理解してもらえなかったことが、絵を描きながら説明したら1回で理解してくれた!なんてことも実際にあります。

 

まとめ│城陽市にある児童発達支援「PARCじょうよう」には"ことば"の専門家・言語聴覚士が在籍

パルクじょうようでも「聞くこと」が苦手なお子さんと、さまざまな遊びやスタッフとのやり取りの中で「聞く力」を身につけられるよう取り組んでします。
言語聴覚士や児童発達指導員も在籍しているで、「子どもがなかなか話を聞いてくれないくて…」というお悩みがありましたら、一度PARCじょうようへご相談ください!

 

城陽市にある「PARCじょうよう」では児童発達支援・保育所等訪問支援を行っています

見学・体験・相談随時受付中!お気軽にお電話ください!
TEL 0774-74-8586

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