小さい頃、よく「おままごと」をしていたという方も多いのではないでしょうか。
「おままごと」ができるということは、子どもが周りの環境を認識できるようになり、大人の真似ができるようになってきた、ということです。
そこで今回は、「おままごと」遊びが子どもに与える効果についてお話します。
「おままごと」遊びの効果
おままごとの効果①ことばを覚える
「おままごと」は真似っこが原点です。
「おままごと」をしている子どもたちを見ていると、周りの大人が日常生活で使っている言葉をそのまま真似て使っていることが多いですよね。
このように、日常生活で使用する言葉を真似ることで、自然と「ことば」を習得することにつながっていきます。
また、何度も言葉を使い、真似することで「ことば」の意味だけでなく、その「ことば」をどのような場面で使うのかということも自然と学ぶことができます。
おままごとの効果②社会性が身につく
「おままごと」には大抵、相手が存在しますよね。
言葉を知り、使う場面を理解するようになると、相手に「ことば」を投げかけるようになります。
すると、「ことば」によって相手がどのような反応をするのかを学び、自分の感情だけでなく、相手の感情も考えるきっかけにもなります。
時には相手の反応が悪く、ケンカになってしまったり、悲しい思いをしたりすることもあるかもしれません。
しかし、このような経験は社会性を身につける第一歩となります。
おままごとの効果③見立て遊びで創造力が身につく
「おままごと」は真似っこが原点ですが、ただ真似るだけで成り立っているわけではありません。
「おままごと」をする中で、たとえばボールを卵に見立てたり、ぬいぐるみを赤ちゃんに見立てたりするなど、想像力を働かせて自由な発想を広げていきます。
お母さん、お父さんの真似をしていく中で、子ども達は自分らしい無限の創造力を働かせることができます。
おままごとの効果④脳の発育にも効果抜群!?
真似をすることは、子どもの脳の発育に効果があるといいます。
先に紹介した通り、社会性が身につくまでの流れには、
①相談(話し合い)
↓
②決定
↓
③実行
の流れがあります。
たとえば、おままごとを始める時に
「わたし○○役!」
「僕は●●役がいい!」
と役に立候補形式で決めることがあると思います。
このとき、もし同じ役をやりたがっている子がいたら、子ども同士で相談し、どちらがその役をやるのかを決めたり、代替案を出したりすることもあります。
このように、互いに話し合い、解決策を探り、意志決定をした上で実行するという理論立った流れは、脳の発達を促すことに繋がっています。
心理学から見た「おままごと」の効果
心理学的に見ても「おままごと」には様々な効果があります。
象徴機能(見立てや役割)を整える
「おままごと」遊びをするには、周りからの情報を吸収する必要があります。
したがって、「おままごと」遊びをし始めるのは、おしゃべりが始まり「ことば」をたくさん吸収する2〜7歳頃といわれています。
しかし、おしゃべりが始まった頃は、まだ見立てや役割を認識する「象徴機能」が未熟です。
そのため、たとえば、私達大人はウサギのぬいぐるみを見ても、ウサギの写真を見ても「これは何を表しているか」と問われれば「ウサギ」と認識することができますよね。
しかし、発達途中の子どもにとって、この2つの共通点を見出すには知識があまりないため難しい場合がほとんどです。
この未熟な知識を発展させていくために、子ども達は「おままごと」遊びをすることで「象徴機能」を整えていくのです。
まとめ
PARCじょうようでも、子ども達の発達と成長を促すために「おままごと」遊びを取り入れています。
遊びの専門家である保育士・児童指導員と身体や動きの専門家である理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が連携し、一人ひとりのお子さまに合ったオーダーメイドの個別療育を行っています。
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