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子どもの「ことば」の発達とは?「ことば」の遅れの要因と発達を促す5つのポイント

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「ことば」の発達とは
「ことば」の発達には時間がかかる
「ことば」の遅れはどうして生じるのか?
「ことば」の発達を促す5つのポイント
まとめ

 

「ことば」の発達とは

子どもは誕生してからの1年間で著しく成長します。
成長に伴って次第に手足の使い方を覚え、ハイハイや歩くといった移動手段も獲得します。
また、さまざまな体験を通して笑ったり怒ったりすることで情緒も育まれていきます。
心身の機能が成長していく中で、もちろん「ことば」も育まれていきます。
図①を見てわかるように「ことば」の発達(図①赤枠)には、まず心身の発育(図①青枠)が土台として必要です。
<図①>
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子どもの発達は個人差が大きい

上述したような過程を通ってお子さまは発達していきますが、その速度や獲得方法は一人ひとり異なっています。
特に1~3歳にかけては全般的な発達の個人差がとても大きい時期です。
さらに「ことば」の発達は、心身の発達と比べて発達の速度が遅く、その進み方も個人差が大きいと言われています。

 

「ことば」の発達には時間がかかる

どうして「ことば」の発達は時間がかかるのでしょうか?
それは、発語に至るまでにさまざまな要因が複雑に関係しているからです。

発語に至る前段階として、脳や神経などの身体的な発達と、それに伴う感覚や運動機能、情緒などの全体的な発達が欠かせません。
そして、それらの発達が「ことば」に繋がるまでにはとても時間がかかります。
というのも、発語というのはアウトプット行為であり、アウトプットに至るまでには前段階としてさまざまな情報をインプットする時間が必要だからです。
このインプット期間にさまざまな体験をすることで情報を集め、それぞれの感覚や感情、「ことば」の理解といったものの間で情報が交換されます。
「ことば」を耳で聞いて実際にものを見たり、触って感じたり、単語を1つずつ覚えたりとたくさんのインプットの段階を経て、アウトプット=発語につながるのです。

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(参考文献『ことばの遅れが気になるなら 接し方で子どもは変わる(講談社)』著 古荘純一 「発語へのつながり(27ページ)」の図より一部改変)

 

「ことば」の遅れはどうして生じるのか?

さて、ここで「ことば」の遅れはどうして生じるのか? ということにも少し触れていきましょう。
「ことば」の遅れはさまざまな要因が複雑に絡み合った結果起こっているため、「○○が要因」とはっきり特定することはできません。
したがって、下記に挙げているのは現在考えられている「主な」要因です。
これらやこれら以外の要因が複雑に絡み合い、結果として「ことば」の遅れに繋がっている可能性があります。

 

「ことば」の遅れの主な要因

▼全般的な発達がゆっくりしている

発語以外の行動やコミュニケーション、生活環境に問題がなければ、その子の発達がゆっくりであるためと考えられます。

▼発語につながる要因同士のつながりが未発達

感覚や運動機能、情緒、ことばの理解といった発語につながる要因同士の連携が不十分でうまく繋がっていないことが考えられます。

▼生育環境による影響

不安や恐怖を感じる体験など過度な刺激や、話しかけられる機会が少ないといった愛着形成の問題などが影響していることが考えられます。

▼発声・聴覚、その他の要因

聴覚障害や発声に関連する喉や口・唇などの形態的な問題や知的発達の遅れを伴う神経疾患などが考えられます。

 

一人ひとりのお子さまの発達の進み方や様子を見て、その子に合った適切な対応をしていくことが「ことば」の芽を育むことができると考えられます。
とはいえ、「適切な働きかけ」とはどのようなものなのでしょうか?
その疑問を解決するため、下記に「ことば」の発達を促すためのポイントをご紹介します。

 

「ことば」の発達を促す5つポイント

1.子どもの好きな遊びで伸び伸び成長

無理に「ことば」を勉強させたり、遊ぶことを禁じたりせず、子どもの好きな遊びを通して五感や運動機能の発達を促すように意識してみてください。

 

2.子どもが安心感を持てるように大人が見守る

「見てるから大丈夫だよ」と子どもが安心感を得られるように見守ってあげてください。
スキンシップを心がけることも良いですね。
(※ASDのお子さまはスキンシップがない方が良い場合もあります。お子さま一人ひとりが感じる「安心」を優先してあげてください)

 

3.子どものペースに大人が合わせる

遊びや習い事は子どもが楽しんでいるものや自主的に選んだものを優先し、強制はせず子どものペースに合わせることを大切にしてください。

 

4.否定しない声かけを心がける

声かけを行う際は否定や命令ではなく、「こっちはどうかな?」「うん、○○だね」というように否定しない声かけを心掛けてみてください。

 

5.チャレンジすることを応援しつつサポートする

うまくできないことに対して、ケガや事故の危険がない限りは過度に手助けしないようにしましょう。
子どもが途中で投げ出しそうになった時は、クリアできるようにそっとサポートしてあげてください。

 

まとめ

以上が「ことば」を育む関わり方のポイントでした。
いかがでしたか?
「すでに当たり前のようにやってるなぁ」
「『〇〇でしょ!』と、つい否定しちゃってるなぁ…」
「そういえば、なんでも手助けしちゃってるなぁ」
など、日ごろのご自分を振り返ってみたのではないでしょうか?
とはいえ、忙しい日常生活の中にこれらのポイントをすべて取り入れるのは保護者さまにとって負担になるかと思います。
ですので、そっと頭の片隅に置いておいて、気持ちに余裕がある時にできるものから活用してみてください(*^-^*)

 

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