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感覚あそびとは


感覚遊び 療育イベント 指先の運動を促す 手先の運動を動かす 感触遊び 児童発達支援 放課後等デイサービス 看護師 理学療法士 作業療法士 言語聴覚士 保育士 児童指導員

PARCじょうようでは、療育やイベントの中で寒天や新聞紙など身の回りのものを使って「サラサラ」「ベタベタ」「くしゃくしゃ」といった感触の違いを楽しむ遊びをお子さまと一緒に体験しています!
このように素材の触り心地を楽しむ遊びを「感触遊び」といいます。
さまざまな素材に触れて感触を確かめることで、指先の感覚を育んだり、「これに触ったらどんな感じがするだろう」と想像力や思考力を高めたりすることに繋がっていきます。
PARCじょうようでは、感触遊びからいろいろな遊びを展開し、お子さまと楽しみながら療育しています!
今回は、感触遊びをする上でのメリット、ご自宅でも簡単にできる感触遊びや注意点をご紹介させていただきます。

感触遊びで指先や手の運動を促す

感触遊びでは、楽しみながら「握る」「つまむ」「離す」「引っ張る」「破く」など、指先や手の運動を促すことができます。
こういった運動は、お子さまは手指をスムーズに動かす事ができるようになる手助けとなります。

想像力や思考力が高まる

お子さまの中には、初めて触る物も多いと思います。
感触遊びをすることでお子さまがさまざまな感触に触れ、新しい物を見たときに「これはどんな手触りだろうか」といった想像力を働かせることが出来るようになっていきます。
このように感触遊びを繰り返すことで自分の身の回りの物へ興味関心を持つようになり、想像力や思考力が高まっていきます。

五感を育む

五感とは、「味覚」「聴覚」「嗅覚」「視覚」「触覚」の5つの感覚のことをいいます。
五感は、成長していく過程でさまざまな刺激を受けて発達していきます。
感覚遊びは、お子さま自身の手で触れ、物の形の変化や音を楽しむことができます。

PARCじょうようの感覚遊びイベント

PARCじょうようでは、イベントの中で「むにゅむにゅ星人作り」といった小麦粉を使った取り組み、小麦粉を直で触って砂のようにお山を作ったり、手でポンポンと叩いて粉がモクモクさせて反応を楽しみ、感覚だけでなく、視覚や聴覚、嗅覚などが育んでいきました。

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自宅でも実践できる感覚遊び

次に、自宅でも実践できる感覚遊びについて紹介します。

自宅でもできる感覚遊び①スポンジ遊び

用意するものは、「新品のスポンジ」になります。
スポンジは、柔らかいものを選び、握りやすいようにお子さまの手のひらくらいのサイズに切ります。
スポンジの切り方は、さいの目や棒状など色々な形を用意すると、形の違いや握りやすさの違いなども楽しむことができます。
始めは乾いたスポンジで遊んでみて、次のステップとしてスポンジに水を含ませてください。
握った時の感触や重さが変わるだけでなく、握ると水が出てくるという変化も楽しめます。

自宅でもできる感覚遊び②プチプチ遊び

用意するものは、「プチプチ」と呼ばれる「気泡緩衝材」です。
小さいうちは、自分の力でプチプチ潰すことが難しいかもしれませんが、床に敷いて歩いたり、寝転がったりすることで、手のひらだけでなく足の裏や全身でプチプチとした感触を楽しめます。
また、プチプチを丸めてボールを作るのもおすすめです。
掴んだり投げたりすることで、普通のボールとは違った音や感触を楽しむことができます。

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自宅でもできる感覚遊び③水のお手玉遊び

用意するものは、「厚めのビニール袋」です。
水を入れて口を堅く結んだらできあがりです。
タプタプ、ふにゃふにゃの触感を楽しむことができます。
水が漏れないようにビニール袋は二重にしてください!
水に食紅を入れるとカラフルな水のお手玉を作ることができます。
氷水やぬるま湯を入れて温度の違いを楽しんだり、ビニール袋に顔を書いたりとさまざまなアレンジで遊んでみてください。

感触遊びをする上での注意点

感触遊びをする際には、以下の2点に注意してください。
①アレルギーに気をつける
②誤飲に気をつける

注意点①アレルギーに気をつける

感覚遊びの中には、小麦粉のようにアレルギーの原因となる食材を使った遊び方があります。
口に入れるだけでなく、触っただけでもアレルギーを引き起こすこともあるので、アレルギーの有無が明確ではない食材を使用した感触遊びは絶対に避けてください。
プチプチなどの梱包材を使用して遊ぶ場合は、梱包されていた商品に対するアレルギーの有無も必ず確認してください。

 

注意点②誤飲に気をつける

感触遊びは、素材を握ったり破いたりすることで口に入りやすい大きさになってしまうことがあるため、誤飲のリスクが高くなります。
お子さまによってなんでも口へ運んでしまう可能性もあるため、遊ぶ際は絶対に目を離さないように注意してください。
遊びの中で色付けを行いたいときは、絵の具ではなく食用の色素を使用するなど、万が一口に入れてしまった場合でも安全な材料を使用するように心掛けましょう。

感覚遊び 療育イベント 指先の運動を促す 手先の運動を動かす 感触遊び 児童発達支援 放課後等デイサービス 看護師 理学療法士 作業療法士 言語聴覚士 保育士 児童指導員
 

まとめ

身近な素材で楽しく遊べる感触遊びは、指先や手の運動になるだけでなく、五感の発達や思考力、想像力を養う手助けとなります。
PARCじょうようのイベントの取り組みの中でも感触遊びを通して「こねる」「伸ばす」「握る」といった指先の運動の細やかな運動の向上を促したり、触感、視覚、嗅覚などの発達を促しています。
皆さまもぜひ、PARCじょうようで感触遊びを楽しんでください!

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