
PARCあしやでは、先日中学校1年生を対象に、「中1の壁をどう乗り越える?」をテーマとした出前授業を実施しました。
今回の授業は、「多様性を認め合えるクラス・学年づくり」を目指したいという学校からのご依頼を受けて開催したものです。
中学校へ入学して間もない時期は、新しい友人関係や学習環境の中で、自分と周囲を比べたり、戸惑いや不安を感じたりすることも少なくありません。
だからこそ、自分自身や友達一人ひとりの違いを理解し、お互いの個性や強みを認め合えるきっかけとなることを目的に授業を行いました。
授業の目的
今回の授業では、次の3つを大切なテーマとしました。
- ASD、ADHD、LDなど、発達障がいの特性について知ること
- 自分の得意、不得意を理解し、困った時には周囲へSOSを出すことも大切な力であることを学ぶこと
- 誰にでも得意、不得意があり、「違い」を認め合い、多様な個性を活かせるクラスづくりについて考えること
発達障がいについて知識を深めるだけでなく、自分を知り、相手を理解することで、お互いを尊重できる関係づくりにつながることを目指しました。

「中1の壁」をテーマに、自分と相手を知る
授業では、
- 発達障がいを知る
- 「中1の壁」とは?
- 自分を知る
- 相手を知る
という流れで進めました。
講演中は、生徒の皆さんが真剣に耳を傾け、質問にも積極的に参加していました。
「絵の具の色を全部混ぜたら何色になる?」という問いかけには…
「濃い茶色!」「黒色!」
など様々な意見が飛び交い、正解を探すのではなく、一人ひとり異なる考え方や感じ方があることを体感する時間となりました。
交流を通して広がる発想
「リンゴかもしれない」のワークでは、自然とグループで話し合う生徒さんもいれば、一人でじっくり考える生徒さんもおり、それぞれの取り組み方にも個性が見られました。
PARCあしやの職員が見回ると、「見てください!」と作品を見せてくれる生徒さんや、「リンゴが大きいから、その中にまだ入るかもしれない」と、リンゴのマトリョーシカを描いた理由を教えてくれる生徒さんもいました。
その他にも、「雪だるま」「AI」「家」や、「歩き出すかもしれない」「感情を持っているかもしれない」など、自由で豊かな発想が溢れる作品がたくさん生まれました。
交流の中では、「僕、発表したい!」と自ら立候補する生徒さんもおり、主体的に学ぶ姿が印象的でした。


生徒の皆さんの感想
授業の最後には、
「特性があることで生きづらさを感じている人がいることを知り、一人ひとりのことを理解する大切さを学びました。」
という感想も発表されました。
授業を通して、自分と相手の違いを知り、お互いを尊重することの大切さについて考える機会になったことが伝わってきました。

一人ひとりの違いを認め合える社会を目指して
今回の授業では、「なぜ?」ではなく、「そういう特性なんだ」と相手を理解する視点を持つことの大切さについて、生徒の皆さんと一緒に考えました。
PARCあしやでは、これからも学校や地域と連携しながら、一人ひとりの個性や強みを認め合い、誰もが安心して過ごせる環境づくりに取り組んでまいります。