街はすっかりクリスマスムード一色!ともいかないコロナ禍の今年のクリスマス…。
PARCあしやでも例年開催していた親子イベントは実施できませんでしたが、そんな中でも子ども達が「“え?”が、”お!”」になれるイベントを何かできればと思い、今年は「サンタポスト」と「サンタくじ」を作成しました!
サンタポストで読み書きに興味津々!
「サンタポスト」は名前の通り、サンタさんへの質問を便せんに書いて投函すると返事がくるというもの。
この取り組みには、読み書きに困難や苦手意識を持っていたり、ひらがなを覚えたばかりだったりするお子さまをはじめ、みんなが自らの考えたことばを「書きたい!」という思いを持つこと、そして他の人が書いた質問やサンタさんの返事にどんなことが書いてあるのか想像しながら「読みたい!」と思う気持ちを持ってもらうきっかけになれば、という願いが込められています。
(サンタさんからの返事はフィンランド語と日本語で書かれています。フィンランド語が読める人いるかなぁ…)
サンタくじで巧緻性と協調性をUP!
そして、とっても人気だったのが「サンタくじ」です(*^-^*)
箱の中から一枚くじを引くと中から出てくるのは三角の包み紙。包み紙にはミシン目が付いていて両手を使ってピリピリ破いて開いてみると一枚のカードが!
このカードは表に細かなイラスト、裏にはヒントとなる文字が書いてあり、療育室内の掲示スペースに貼り付けるとパズルのように一枚一枚のイラストが繋がっていき、だんだん一つの絵になっていくのです。
サンタくじは、手と目、両方の手などを協調させながら操作してくじを開くこと、手元のカードと壁に貼ってあるヒントの文字や形を見比べてマッチングさせることをねらいにしています。
(数字と数字、ひらがなとひらがな、ことばと形のマッチングになっています。イラストはローラウト・スザンネ・ベルナー作『さがしてあそぼう冬ものがたり』(ひくまの出版)より引用しました)
人と人との繋がりが直接は作りにくい環境ですが、子ども達ひとりひとりのチャレンジが繋がっていく光景は私たちスタッフをはじめ、PARCに足を運んでくださる皆さまの心をほっこりと温めてくれるクリスマスプレゼントになっているかもしれませんね( *´艸`)
PARCの療育の根源は「寄り添い」
こういったイベントはもちろん、日頃の療育の場でも、まずは子ども達が「やってみたい!」と意欲を持つきっかけを作ること、その思いを表現する環境を作りサポートすることを大切にしながら療育を提供できればと考えています!
※「”え?”が、”お!”」は、子どもたちが「気付く:え?」が「認識する:お!」に変わるという、PARCが大切にしている言葉の集合体です。帰りの連絡帳に貼るシールも「えがおシール」という名前です(^^♪