
2025年は大阪・関西万博がありましたね。
なんとPARCあしやでもPARC万博を同じ期間に開催していました。
今回は、PARC万博ではどのようなことを行ったのかご紹介させていただきます。
PARC万博開催に至った経緯とは?
大阪・関西万博が始まる前からご利用児や保護者の方々と万博についてお話することが増えました。
子どもたちとは、PARCあしや周辺にいるミャクミャク探し(大阪・関西万博関連のポスターや広告探し)に出かけたり、カプラで大屋根リングを作ってみたりしました。
ミャクミャクならぬパルパルというオリジナルキャラクターを考えてくれるお子さまもいました。
スタッフだけでなく、お子さまも保護者の方も徐々に盛り上がり始め、「これはPARCでも万博を開催しなくては!」と思い、スタッフの間で話し合いを重ね、様々な体験ができるパビリオンやスタプラリー、万博気分が味わえる装飾等の工夫をこらしてPARC万博開催に至りました。
PARC万博:PARCの世界
「PARCの世界」というパビリオンでは、テーマに沿って自分自身のこと周りの人や環境のことを知り、それぞれのテーマを通じてコミュニケーションを図るという体験を行いました。
PARCの世界:テーマ①人を知って、話してみよう
PARCの世界1つ目は、子どもたちに自分自身のプロフィールや好きな物等をアンケート形式で紹介してもらう「人を知って、話してみよう」というテーマで行いました。
指導員とのお喋りを楽しみつつ一生懸命アンケートに答えてくれていました。
PARCの世界:テーマ②便利なものを、生み出そう
2つ目は、身の回りに当たり前にあるけど実は便利な道具を知る「便利なものを、生み出そう」というテーマで行いました。
PARCの世界:テーマ③「なにができるか、考えよう」
4つある中でも子どもたちが積極的に取り組んでくれたのが「なにができるか、考えよう」というテーマです。
このテーマでは、自分自身の通うPARCあしや以外にも“PARC”があり、その場所ごとに建物や遊具などの特徴があって、環境によって活動の可能性も広がるということをきっかけに、「こんな場所があったらいいな」という願い、やってみたいという気持ちを実現するにはどんな環境になれば良いかということを想像して書き表すことに取り組んでもらいました。
自分の好きな場所と家を繋ぐという意見が多くありました。
「PARCの世界」のテーマ自体は日々の生活の中にある何気ない日常のことですが、改めて考えてみると意外な意見や子どもたちの豊かな発想力に驚かされることばかりでした。
誰にでも身近な物事を通じてコミュニケーションを図ることで、自分の考え方や人との違いに気付くきっかけにしてもらえればと思っています。
●PARC万博:世界のお風呂
世界のお風呂では、日本、韓国、イタリアの3か国のお風呂の入り方を知り、足湯や手湯体験でお風呂の心地良さや楽しさを味わったり、マッサージ体験してみたり、バスボムや石鹸作りで手先を使って学ぶ企画をしました。
世界のお風呂①バスボム・石鹸作り
バスボムと石鹸作りでは、
- スプーンを使って粉を容器に移し替える
- 霧吹きをかけて混ぜる
- 石鹸を切る
- 型に流し込む
など様々な動作を体験することで手先の細かな運動を促しました。
アロマを入れるか選択するときは、香りが好みで喜ぶお子さまもいれば、「苦手」と伝えるお子さまもいて、自分の気持ちを表現できる場面となりました。
それぞれに使う食紅の色や量を選択してもらうため、出来上がると色や形が様々だったので個性あるものになりました。
世界のお風呂②足湯・手湯体験
足湯・手湯体験では、お湯に入ると自然と笑顔になったり、「あったかい。」と声をもらしたりしてリラックスして浸かっていました。
嬉しい気持ちをすぐに伝えたくてご家族の方を呼ぶお子さまもいました。
世界のお風呂③マッサージ体験
マッサージ体験では、職員とお互いにマッサージし合うという体験をしました。
触れられているところに注目しながら刺激を受け入れたり、反対に職員のやり方を模倣して指先にちからを入れて押したり、両手で肩をもんだりすることができました
PARC万博:世界のファッション
世界のファッションパビリオンでは、大阪関西万博のブラジル館で配布されていたポンチョをヒントにしたオリジナルポンチョ作りやハンカチの染め物を体験してもらいました。

世界のファッション①ポンチョ作り
ポンチョ作りでは、色とりどりのカラーポリ袋の中から好きな色を選択し、世界各地の伝統的な模様(チロリアン、雷文、アズレージョ等)のシールを貼って飾り付け、世界で1つだけのオリジナルポンチョを作成しました。
同じ材料を使っていても、使い方が違うことでそれぞれの個性が活かされた作品になりました。
普段あまり制作活動を選択していないお子さまもポンチョ作りの中でポリ袋をハサミで切ったり、シールを台紙からはがして貼ったり、手先を使った活動に取り組む良い機会となりました。
世界のファッション②ハンカチの染め物体験
ハンカチの染め物体験では、ガーゼハンカチを紐で縛り、好きな色の染料につけて、絞って乾かすという行程がありました。
ハンカチを縛るのは、紐を引っ張りながら縛る必要があるため、少し難易度は高めでしたが、職員と引っ張り合いをしたり、掛け声を合わせたり、楽しめる工夫をしながら取り組むことができました。
完成したハンカチは「おばあちゃんにあげる!」とお手紙を添えてプレゼントするお子さまもいました。
PARC万博:世界の音楽
スタッフの趣味を活かし、音楽パビリオンを開きました。
音楽パビリオンでは、“世界の音楽”というテーマで、子どもたちに様々な国や時代の音楽を知って楽しんでもらえたらと思い、4つの内容を盛り込みました。
世界の音楽①世界の音楽を聴いてみよう
PARC万博開催時は、いつものBGMとは変えて、民族音楽のCDを流しました。
子どもたちに好きな番号を言ってもらい、様々な国や時代の音楽に触れてもらいました。
世界の音楽②ピアノ演奏を聴いてみよう
フランス・ロシア・ドイツの作曲家の作品を用意し、子どもたちに国をリクエストしてもらって演奏しました。
作曲家の名前を伝えると、知っているお子さまも知らないお子さまも様々な反応を見せてくれました。
世界の音楽③メロディーを作ってみよう
スタッフがあらかじめ、音とリズムの素材を集めて準備しておき、子どもたちにくじびき感覚で引いてもらってメロディーの楽譜を作りました。
完成した楽譜を使ってさらにアレンジしたり、スタッフと連弾に挑戦したりすることもできました。
世界の音楽④世界の楽器を演奏してみよう
インドネシアの音楽「ガムラン」で使われる楽器の玩具を用意し、子どもたちに演奏してもらいました。
普段あまり目にする機会が少ない楽器ということで、保護者の方ともお話が弾みました。
PARC万博:世界の「食」
世界の食コーナーでは、インドで親しまれているラッシー作りに挑戦しました。
ジャムで味を変えたり、分量を調整したりと、ちょっとした実験のような感覚で楽しんでくれました。
作り方を確認しながら、
・材料を測る
・順番を確認する
・こぼれないように注意する
という行程を通して、手指の操作や注意の持続など子どもたちの様子を観察することができました。
自分で作ったラッシーを飲んでみて、「おいしい。また作りたい。」と言ってくれるお子さまもいて、自分で作る楽しさや達成感を感じることができたのではないかと思います。
まとめ
PARC万博は、お子さまはもちろんスタッフ、保護者の方も含めて楽しめたイベントでした。
世界のことを知る機会は身近にはなく、実際に体験することで学ぶことや知ることがたくさんありました。
毎年、芦屋市の木口記念会館で実施されているあしや放デイ地域の会の子どもたちの作品展にもPARC万博に関連した作品を多数展示させていただくことができました。
これからもたくさんのイベントを実施し、できた!を増やせるサポートができたらと思います。