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PARCこどもお料理教室

「スコーン作ってみたいなあ!」
「たこ焼き作ってみんなで食べてたい!」
そんなお子さまのリクエストを受けて、PARCは時々「お料理教室*」になることをご存知ですか?
集団療育の一環ですので、PARCに通っているお子さまが対象になります。

PARCのお料理教室は、基本的に3週構成で行います。
なぜかというと、お料理の工程を順序立てて考えたり、買い物に行ったりなど、お料理をするまでの準備も含めてひとつの体験だと考えているからです。
 

■1週目「何の料理を作ろう?」


「どんな料理を作りたいか?」「どうやって作るのか?」を一緒に考えながら工程表を作ります。
・その料理にはどんな道具が必要なのか?
・食材は何が使われているのか?
・どれくらいの量が必要なのか?
・どういう手順で作っていくのか?
などなど。
みんなで話し合いながら工程表に書き込んでいきます。
それが完成したら、必要な材料を書き出して「お買い物リスト」も作ります。
 

■2週目「いざ、お買い物へ!」


2週目は近所のスーパーへ歩いて買い出しに向かいます。
前回作った「お買い物リスト」を頼りに、必要な材料を必要な分だけ買い物かごへ!
もちろんお会計も自分でチャレンジします。
どのお金を何枚出すのか、学びになるとっても良い体験ですね♪
 

■3週目「いよいよクッキング!」


さあ、いよいよクッキングタイムです!
みんなこの日を楽しみにしていてくれたようで、いつもよりちょっぴり早い時間にPARCへ来てくれました(*^ ^*)
手を洗い、工程表で必要な道具・食材を確認してから早速お料理スタート!

「お母さんお父さん、喜んでくれるかな?」「○○先生には内緒にして、できあがったら持って行ってびっくりさせようよ!」とみんなそれぞれ思いを込めて料理に取り組んでくれました。
相手の喜ぶ顔を思い浮かべながら、誰かのためを思って物事に取り組むって素敵ですよね。
みんなのわくわくした楽しそうな表情を見ていると、この時間は思いやりという優しい気持ちを育む大切なひと時になっているなあと感じました( *´v`)
 

■夏祭り特別開店「ベビーカステラ屋さん」


建物がもともとフレンチレストランだったこともあって、PARCあしやのキッチンは広くて本格的な
仕様になっています。
このキッチンが、8月のPARC夏祭り(集団療育)ではベビーカステラ屋さんに変身しました。
キッチンとプレイルームをつなぐ小窓を屋台に見立てて開店準備を進めていると、Nちゃんが「私もやりたーい!」と手を挙げてくれました。
卵と牛乳、ホットケーキミックスを混ぜて、隠し味にはひとくちチョコを♪
ひっくり返すときも「こぼさないように~♪」と楽しくくるくる丸めて作ってくれました。
自分が頑張って作ったベビーカステラをおいしそうに食べてくれているみんなの様子を見ながら、Nちゃんも嬉しそうにお友達とベビーカステラを食べていました。
 

このお料理教室はPARCあしやだけでなく、PARCにしのみやでも開催しています。
先日はいろんな具材から好きなものを選んで自分だけのオリジナルサンドイッチを作りました。
チャレンジしてみたい!という方は、お気軽にスタッフまでお声がけください♪

文・渋谷美里(PARCあしや)

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