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ブロック遊びで育つ5つの力


ブロック遊びで育つ集中力 手先が器用になる ブロック遊びで育つ空間認識能力 ブロック遊びで育つ発想力 ブロック遊びで育つ創造性 ブロック遊びで育つコミュニケーション能力 看護師 理学療法士 作業療法士 言語聴覚士 保育士 児童指導員 児童発達支援管理責任者

今回は、ブロック遊びで得られる能力についてご紹介します。
みなさんも小さい頃に一度はブロック遊びをしたことがあるのではないでしょうか。
子どもたちは興味があるものを作る時、積極的に頭を使ったり、お友達と協力したりして、壮大な作品を作り上げていきます。

ブロック遊びで育つ5つの力

ブロック遊びをすることで5つの力が育まれます。

  • 集中力
  • 手先が器用になる
  • 空間認識能力
  • 発想力・創造性
  • コミュニケーション能力

今回は、この5つの力について詳しく説明していきます。

ブロック遊びで育む力①集中力と記憶力

ブロックを組み立てるときの基本動作として、「つまむ」「はめる」「外す」の3つの動きがあるます。
この動きを行うとき、大脳が刺激され、集中力や記憶力が育つといわれています。
子ども達がブロックを組み立てては壊し、ふたたび組み立てる・・・ということを繰り返すことで、集中力や記憶力も一緒に成長していっています。

ブロック遊びで育つ力②手先が器用になる

「自分が作りたいものを組み立てる!」
言葉にすると簡単に思えますが、手先の動きにまだ慣れていない小さな子どもとっては、実はとても大変なことなんです。
子ども達が自分の思うように形を作るため、試行錯誤を繰り返しながら指先を動かすことで、自然と手先の器用さが身についていきます。

ブロック遊びで育つ力③空間認識能力

ブロックを組み立てるには、平面だけでなく、幅・高さ・奥行・物の向きと立体的に物を捉える力が必要になります。
そのため、子ども達はブロックを組み立てている時や完成したときに色々な角度から観察たり、遊んだりして空間を把握する力を育んでいます。

ブロック遊びで育つ力④発想力・創造性

ブロックは、

  • 興味・関心が高いものを自由に組み合わせて作ることができる
  • 崩せばまた一から作り直すことができる
  • 何度でも作り直すことができる

という特徴があります。
そんな特長の楽しさを子ども達が感じとれるようになることで、能動的に自分の世界観をブロックで広げられるようになっていきます。
そして、お友達と一緒に作っていくことで「次は○○してみよう!」「○○ができるんじゃない?」と多角的な発想から独創的な作品を作りあげることも珍しくありません。

ブロック遊びで育つ力⑤コミュニケーション能力

保護者やきょうだい、親戚、お友達など、幅広い世代と遊べるのもブロック遊びの特徴です。
他者が作っている作品や自分が作っている作品を共通の話題にしたり、協力して一緒に作品を作ったりすることで、協調性やコミュニケーション能力を高めていくことができます。
コミュニケーション能力は、日々の積み重ねから徐々に身についていくものです。
特に幼児期は、コミュニケーションの基礎を作る時期になります。
お友達や色んな年代の人とのやり取りが増えるブロック遊びはコミュニケーション能力を育むにも有効です。

年齢別ブロック遊びのおすすめ★

年齢別のおすすめブロック遊びをご紹介します。

1歳~1歳6ヶ月

小さなブロックだと誤飲する危険性があるため、大きなブロックを選びましょう。
この年齢の子どもは、具体的に何かを作るというよりは、掴んだり積んだり並べたりして遊ぶことが多いです。
そこでおすすめなのが「やわらかブロック*1」です。
その名前の通り、柔らかい素材でできているので、踏んでもケガをすることもなく、万が一口に入れてしまっても洗えるので、清潔を保つことができて安心です。

2歳~3歳

この年齢の子供には「LEGOデュプロ*2」がおすすめです。
色も分かりやすく、一つひとつのブロックが大きいので、この年齢のお子さまも楽しく遊べます。
そして、お片付けも箱の中に入れるだけなので簡単なのもポイントです。
2歳を超えてくるとブロックを投げたり落としたりと少し乱暴に扱うこともあると思います。
そんなときは、柔らかい素材や丈夫な素材でできたものおすすめです。

3歳~4歳

このくらいの年齢になってくると、自分で遊びを考えて展開していくようになり、おもちゃを使って「見立て遊び」に夢中になっていく子どもも多いです。
そんな子には、四方から繋げられる「ペタペタブロック」や、横につないだり差し込んだりできる「ニューブロック*3」がおすすめです。

4歳~5歳

この時期になると、見立て遊びからごっこ遊びをするようになっていきます。
筋力もついてきて、差し込みがいのあるブロックを使っていくことがおすすめです。
細かいピースのブロックも使えるようになっていくので、立体的に組み立てられる「LEGOクラシック*4」をおすすめします。お友達一緒に協力しながら遊べるのも◎。

5歳~6歳

手先もかなり器用になり、複雑で大きな作品が作れるようになってきます。
したがって、細かいブロックをおすすめします。
たとえば、大きくて複雑な作りができる「LaQ(ラキュー)*5」は、同じ形の板を高く積み上げたり、さまざまな形を作ったりして遊べます。

まとめ

年齢に合わせたブロック遊びは、子ども達の創造力やコミュニケーション能力、手先の器用さにも繋がっていきます。
童心に帰って「あーでもない」「こーでもない」と子ども達と一緒に遊んでみるのもいいですね。
ぜひ、ご家族でブロック遊びに夢中になってくださいね!

*1 やわらかブロック(https://www.combi.co.jp/store/toy/clemmy/g/g226902/
*2 LEGOデュプロ(https://www.lego.com/ja-jp/themes/duplo
*3 ニューブロック(https://newblock.jp/
*4 LEGOクラシック(https://www.lego.com/ja-jp/themes/classic
*5 LaQ(ラキュー)(https://www.laq.co.jp/

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