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「ことば遊び」でたくさんの言葉を覚えよう!「こどば遊び」の効果と年齢別の遊び提案

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最近はなかなか外に遊びに行けず、おうち遊びが多くなっているご家庭も多いのではないでしょうか?
そんなおうち遊びにうってつけなのが「ことば遊び」です!!
「ことば遊び」は言葉のやりとりのみで楽しめるので、特別な道具は必要ありません。
ルールもシンプルで、いつでもどこでも、みんなで気軽にはじめられる楽しい遊びです♪
今回は、そんなことば遊びの「効果」と「年齢別」のことば遊びをご紹介します(^^)/

 

ことば遊びの効果

語彙力と表現力の向上

「ことば遊び」は語彙力表現力を自然と身につけることができる、とっておきの遊びです。
子どもは周りの大人や友だちから新しい言葉を聞いて、使える言葉を増やしていきます。
そして、大人たちが子どもの覚えた言葉を引き出してあげることで、言葉に親しみを持ち、使いこなせるようになります。
そのため、楽しみながら語彙を増やして言葉の感覚を磨くことができる「ことば遊び」は表現力を豊かにしてくれます。

 

思考力と発想力の向上

「ことば遊び」はルールが簡単でシンプルなものが多いです。
そのため、子どもたちが自主的に取り組み、ルールに合わせた言葉を自ら考えることで、思考力と発想力が鍛えることができます
また、答えられた時のうれしさや伝え合う楽しさを味わうことで、言葉で表現する意欲が高まり、コミュニケーション能力も培うこともできます。

 

年齢別のことば遊び

3歳児(年少)

この年齢の頃には言葉をつないでコミュニケーションを取れるようになり、さらに想像力も大きく発達はじめるので、言葉だけでその場にない場に無いものイメージできるようになります。

 

●色探しゲーム

「お家の中で『赤いもの』はどこにあるでしょう?」など、1つの色を指定して、お家の中で当てはまるものを探してもらう遊びです。
また、「お家の中で『丸いもの』はどこにあるでしょう?」とすれば、色を形に変えて遊ぶことができます。
このようにバリエーションを作ることで楽しく遊びながら色や形を覚えることができます。

 

言葉集めゲーム

お題となる1文字を決め、その文字が頭につく言葉を集めていく遊びです。
たとえば「頭に『あ』のつくものはなんだ?」と子どもたちに質問します。
「あり」、「あめ」、「あひる」、「あたま」など、できるだけたくさんの言葉を集めて遊びましょう!
また、「一度出た言葉は使わない」と言ったルールを決めて難易度を上げると、語彙力アップのほか、他者の話をしっかりと聞く力も身につきます!
しかも、五十音に興味を持つきっかけにもなりますよ( *´艸`)

 

4歳児(年中)

年少期よりも言語能力が更に発達します。
自分の気持ちや経験を上手に伝えられるようになり、また想像力も豊かになって想像で話をも作れるようになります。

 

私は誰でしょうクイズ

大人やお友達からヒントをもらって答えを見つけ出す「ことば遊び」です。
遊び方は簡単!

[例]答え:すべり台
「私は、階段がついています」
「私は、お尻で坂道を滑ります」
「私は、保育園や公園にあります」
このように順番にヒントを出し、最後に「私は誰でしょう?」と聞きます。
ヒントをもとにイメージを膨らませ、条件に合う答えを子どもたちが自ら考えていくことで、想像力や思考力が育まれていきます。

 

●連想遊び

抽象的なお題からイメージを膨らませ、具体的な答えを見つけ出す「ことば遊び」です。
「白くてふわふわしているものはなんだ?」といったような抽象的なお題を出し、お題から連想できるものを子どもたちに答えてもらいます。
お題の答えは1つではなく、「雲」、「うさぎ」、「わたあめ」などさまざまな答えが出てきます。
たくさんの答えを子どもかちから引き出し、自由にイメージを膨らませましょう♪
「たくさん出せた人の勝ち!」など、ゲーム性を取り入れると更に楽しめますよ(*^-^*)

 

●上記の「ことば遊び」を複合して遊ぶ

「ことば遊び」に慣れてくると、さまざまな言葉をイメージすることができるようになってきます。
そうなってきたら、これまでの「ことば遊び」を複合してレベルアップを図ってみましょう!
また、複数で遊ぶときは、答えをみんなで合わせることもオススメです。

[例]
「『あ』から始まる甘い食べ物はなんだ?」とお題を出すと、いろいろなイメージが浮かびます。
「あめ」「アイス」「あんこ」など
       ↓
「口の中で少しずつ溶けていくものです」「いろんな味があります」「ハッカ味もあります」と、ヒントを追加していく。
       ↓
最後に「せーの!」みんなで一斉に答えを言います。
みんなの答えが揃っていたら大成功!

 

5歳児(年長)

言語力、思考力、記憶力などが更に発達する時期です。
2枚の絵を見てお話を作ることができたり、色や形、話の内容などをしっかり理解したり、同時に記憶できるようになったりします。

 

●しりとり

子どもが言葉に興味関心を持ち、楽しみながら語彙を増やすことができることば遊びの代表ですね。
しりとりは音韻分解(言葉を頭の中で分解する(例)「さかな」という言葉は「sa」「ka」「na」で構成されている)が求められるため、意外と高度なことば遊びなんです。
しりとりのルールを理解しながら遊ぶことで、自然と言葉の音節に気づくことができるようになります。

 

●なぞなぞ

問題を最後まで聞き、答えを考える「なぞなぞ」。
楽しく遊びながら、人の話をしっかり聞いて考える力思考力や推理力が鍛えられます。
始めは大人が出題者、子どもが回答者になり遊び、慣れてきたら役割交代をして遊んでもいいかもしれませんね♪
また、なぞなぞには下記のような難易度の段階があります。
少しずつレベルアップしていきましょう!

・レベル1:簡単!身近な日常のことや物の名前。特に動詞と名称の関係が1対1で固定的な物。[例]「頭にかぶるもの」→答え「帽子」など
・レベル2:やや簡単!日常のことや物の名前。動詞が複数あるもので身近な動物や食べ物。
・レベル3:難しい!質問文が長いもの、比喩やダジャレを含んだもの。[例]「パンはパンでも食べられないパンは?」など

※ただし、文が長くても答えを連想できる語彙が入っていると簡単です。

 

●アナグラム

「アナグラム」とは、ある単語や文字の順番を並び替えて全く別の単語や文字にすることば遊びです。

[例]
「けいと(毛糸)」→「とけい(時計)」
「みらい(未来)」→「ミイラ」
と言うように、別の言葉を見つけ出す遊びです。
アナグラムによって適切なことばを選び出す判断力や、想像力、思考力を培うことができます。

 

まとめ

今回は年齢別のことば遊びを紹介しました!
PARCでも療育の中で絵本を使った「なぞなぞ」を出して遊ぶことがあります。
ご家庭でも特に道具を使わず、どこでも遊ぶことができるので、ご飯を作っている間の隙間時間などに子どもたちとコミュニケーションの1つとして利用してみてください♪


 

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