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遊びの中で文字に触れよう!プレリテラシー活動を取り入れた療育

プレリテラシーとは プレリテラシーの取り入れ方 プレリテラシーを取り入れた療育 読み書きの基礎 読み書きの土台 読み書き準備 音韻遊び 目と手の協調性アップ 手先の巧緻性アップ パルクふくしま パルク福島 福島区の児童発達支援 福島区の保育所等訪問支援

読み書きができるようになるまでの前段階に「プレリテラシー(読み書き準備)」というものがあります。
この「プレリテラシー」の段階で、読み書きの土台をきちんと作ってあげることがとても大切です。

では、どのように「プレリテラシー」を遊びの中に取り入れればいいのでしょうか?
今回は、実際に「PARCふくしま」で行っている療育をご紹介します!

 

プレリテラシーとは?

プレリテラシーとは、文字を習得す前の子どもに見られる「あたかも文字が読めているような行動」のことです。
実際には文字を読めていないけれども、「緑の電車だ!」と絵を見て分かってきたり、何度も読み聞かせをした絵本を見ながら、覚えている内容をブツブツとつぶやいたりする姿がこれに当てはあります。

このような姿が見られるようになったら、読み書きを習得する準備が整ったというサインです(*^-^*)

 

プレリテラシー活動を取り入れた療育

日常の中でも取り入れられる「プレリテラシー活動」についてご紹介します!

 

絵をよく見る遊び


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  • 絵カードの神経衰弱
  • 間違い探し

同じ絵を探したり、似た絵から違いを探したりするために、絵をよく見ますよね。
絵への興味は、文字への興味の第一歩となります。

 

文字やマークの存在に気づいてもらう遊び


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  • 自分の名前を見つけるゲーム
  • 絵本の中に「!」や「、」が存在することに気づいてもらう読み聞かせ

園に持っていくものに自分の名前が書いてあることに気が付いたり、読み聞かせしている中で絵本の中に「文字」や「?」「。」などの記号・マークがあることに気が付いたりしてもらえるよう、「!」や「?」の言い方を少し大げさにしてみるのも1つの方法です。

 

言葉の持つリズムや音を知る遊び


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  • しりとり
  • かるた
  • 『か』のつくことばさがし
  • 逆さま言葉

音韻遊びをすることで、たくさんの言葉を遊びながら覚えることができます。
発達段階として、人はまず耳から入る「音」として言葉を覚えます。
音韻遊びをたくさんして「音」としての「言葉」を楽しく覚えることで、次の段階である「読み書き」の土台をしっかりと作ることができます。

 

文字を使うときのイメージを膨らませる遊び


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  • 郵便屋さんごっこ
  • 宅配便ごっこ
  • レストランごっこ

きちんとした文字を書くのではなく、ごっこ遊びの中でなんとなく「文字を書いている風」の場面を取り入れます。
これは「文字」自体を覚えるのではなく、どんな時に文字を使うのかというシチュエーションをイメージしてもらうことが目的です。

 

運筆、手指の巧緻性、目と手の協調性活動


<運筆>

運筆とは、文字を書く時の筆の動かし方のことをいいます。
現在では、鉛筆を使うことを指す場合が多いです。

  • おえかき
  • ぬりえ
  • めいろ

これらの遊びを行うことで鉛筆やペンを自由に操ることができるようになり、文字を書くための基礎となります。

 

<目と手の協調性> 

  • 卓球
  • 風船バレー
  • ボウリング
  • 的あて

卓球やバレー、ボウリングなどは、ボールやピンなどの位置を目で見て、それにタイミングや位置を合わせて手を動かす必要があります。
目と手の協調性を養うことができ、字を書く際の目と手の動きの練習にもなります。

 

<手指の巧緻性>

  • 紐通し
  • コイン入れ
  • マグネットで絵を作る

手指の巧緻性とは、手先や指先を上手に使うことをいいます。
紐通しやコイン入れなど手を使う細かな作業は、鉛筆やペンを握って字を書くという繊細な作業の練習になります。
また、集中力アップも見込めます。

 

「PARCふくしま」で実際に行っているプレリテラシー活動

【Aくん】
  • 電車が大好き
  • 走ることが大好き

<活動>
療育室をAくんが電車になりきって走る中でスタッフが信号役をし、赤信号になったら自分の名前の「なぞり書き問題」や「なぞなぞ」を提示し、答えてもらう遊びをしています。

 

【Bちゃん】
  • ぬりえをしたり、絵を描いたりすることが大好き

<活動>
紙に絵を描き、その横に絵のモチーフの音の数だけ○を描いて答えてもらう問題(音韻分解)を出題しています。
たとえば、リンゴの絵の横に○を3つ書いて、答えてもらうなどです。
※音韻分解・・・音を一つずつ分解すること。

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答えがなかなか分からないときは、スタッフが「語頭音(初めの音)」のヒントを出すことで正解に辿り着くことができています。
絵を描くことが大好きなBちゃんは、スタッフの真似をして問題を出してくれることもありますよ( *´艸`)

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今後は、ひらがなの並び替え問題にも挑戦してくれる予定です(^^)/

 

まとめ

スタッフが手作りした「的あて」や「ボタン留め」のおもちゃも用意しています。
スタッフと勝負をしたり、ぬりえやお絵かきなどの机上活動を行ったりして、自然と子ども達が文字と触れ合う機会をたくさん作っています。
遊びの中に取り入れることで、子ども達も「楽しい!」という気持ちの延長で読み書きの準備をすることができます。
ぜひおうちでも取り入れてみてください(*^-^*)

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