PARCでは個別療育を中心としていますが、定期的にお友達4~5人が集まって一緒に療育遊びを行う「集団療育」も開催していました。
しかし、現在は新型コロナウィルス感染症の影響もあってお休みしています(:_;)
日頃の生活では少しずつ制限が緩和されつつありますが、まだまだすべてが元に戻ったわけではありません。
PARCでも再び集団療育が開催できるその日を待ちながら、今は壁面制作などで「お友達と一緒にやってる!」というつながりを感じてもらえるイベントを開催しています(^^)/
お友達と協力してキノコを集めよう!個別療育でもお友達と繋がれる
10月は「秋の味覚!みんなでキノコを集めよう!」と題して、PARCの事業所内に隠されたキノコを集めて袋をいっぱいにしよう!という集団製作イベントを開催しました。
「先週よりもキノコ集まってる!」と、袋の変化にすぐに気づいてくれたり、「今日も次の子のためにキノコいっぱい探すで!」とやる気満々でキノコ探しに挑んでくれたりと、みんなお友達の存在を感じながら思いっきり楽しんでくれていました( *´艸`)
バランス感覚と感覚統合につながる
イベントでは、キノコをボルダリングや「PARCふくしま」名物の4本の木の上など、事業所のあらゆるところに生やしました。
こうすることで、大きく腕を伸ばしたり、ボルダリングに自分から登ったりと、楽しみながら身体を大きく動かすことができます。
目で探し、キノコに向かって身体のバランスを取りながら腕を伸ばすという動きは、体幹を鍛えたりバランス感覚を養ったり、感覚統合に繋がったりと、お子さまの発達に重要な要素となります。
キノコ大発生という、普段のPARCとは違った「特別」を感じてくれたようで、キノコに目掛けて一直線に採りに行こうと取り組んでくれるお子さまの姿がとっても素敵でした★
壁面製作を通して自然と芽生えるお友達への関心
「みんなで同時に」ではなく、それぞれ個別の時間に製作していく作品ですが、キノコが集まっていく様子を目で見て分かるようにすることで、
「今日はどれくらい集まっているかな?」
「みんなどれくらい採ったのかな?」
と、子ども達にも「お友達と一緒に頑張っている」という意識が芽生えてきました。
実際に会えなくても、お友達の存在を感じられることで
「前の時間の子よりも収穫するで!」
「先週の子たち、めちゃくちゃ頑張ってる!」
と、一体感が生まれ、直接会わなくとも相互に応援し合うことができました。
自分から「ヘルプ」を求められる環境づくり
子ども達は、木の上やボルダリングの上部など、「自分だけで採るのはちょっと難しいかも?」と感じたときは、スタッフをしっかり見て「先生、手伝って!」と自分からヘルプを求めてくれます。
「PARCふくしま」では、いつでも子どもたちが「手伝って!」とヘルプを求めて良い環境を作っています。
そんな「人に頼っていいんだ!」という学びを、子どもたちは今回のイベントでもしっかり活かしてくれました!
また、ヘルプを求めることはもちろん、「ここはボブルスを重ねたら、届くんじゃないかな?」と自分なりの工夫を提案してくれる子もいました(*^-^*)
PARCで私たちが見守っていきたいのはこういう姿だな、と改めて感じた瞬間でした。
まとめ
普段の園生活や家など、生活の中で培ってきたアイデアを見せてくれることで、私たちスタッフもお子さまから学ぶことがたくさんあります。
また、PARCで遊ぶ中でお子さまが「どうしたらいいの?」と立ち止まる瞬間があれば、私たちスタッフも同じ目線に立って、一緒に「どうしようか?」と考えています。
スタッフも一緒にわくわくしながら頭をひねり、答えを導き出しています♪
一緒に悩んだ分だけ、答えが見つかった時の喜びもひとしおですよね(*´▽`*)
当たり前のことですが、一人ひとり、アイデアや考え方は違います。
だからこそ、「PARCふくしま」では、その子の「大発見」や「できた!」を今後も一緒に見つけていきたいと思います!