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お散歩で楽しみながら社会ルールや自己選択を身に付ける

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「PARCにしのみや」では、療育の一環で時々お散歩に出掛けます。
お散歩がお気に入りの子や、オリジナルのコースが決まっている子もいて、楽しみ方はそれぞれ。
今回は、「PARCにしのみや」で行っているお散歩の目的や楽しみ方をご紹介します♪

 

お散歩の目的①自然に触れる




「PARCにしのみや」の定番お散歩コースの1つに近所の公園があります。



その公園には大きな池があり、ハトやカモ、魚などいろいろな生き物が棲んでいて、子どもたちの興味関心を自然と引き出してくれます。
生き物観察をしたり土遊びをしたり、季節の植物に触れたりしてたくさんの自然を直に感じることができます。


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先日はタンポポの綿毛をどうやったら遠くまで飛ばせるかに挑戦しました。
吹く息の強さを変えたり、綿毛を持つ角度を変えたりして試行錯誤しながらチャレンジ!
息は強く吹きすぎず――。
斜め下の角度から――。
「やったー!」とハイタッチ!
何度も挑戦した甲斐あって、最後は綿毛を空高く飛ばすことができました(*^-^*)

これからの季節は暑くなるので、水分補給を忘れないようにしながら「夏」ならではの発見をしていきたいですね。
また、秋冬には落ち葉を踏む感触が大好きなお子さまがいるので、自然からのプレゼントを存分に楽しむ予定です♪

 

お散歩の目的②社会のルールを知る・身につける

お散歩コースには公園のほかに車の多い大通りや歩道の狭い一本道もあります。
一見危ない場所に見えますが、スタッフが安全を確保しながら一緒に歩くことで、車道と歩道の区別を知ったり、横断歩道の渡り方を練習したり、道路標識の意味を知ったりするなど、社会のルールを身につける大切な機会になります。
また、あえて大通りを選ぶことで交通ルールやリスク管理を学ぶ機会にもしています。

 

お散歩の目的③地図を使って地理や距離感を学ぶ


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お散歩には、地図を持って行くこともあります。
「いま、どの辺りを歩いているかな?」
「ここのクリーニング屋さんを目印にしよう!」
地図を学ぶことはもちろん、距離感や空間を認識する力や、自分の状況を把握する力を育てる目的もあります。
目的地に向かうルートが複数ある場合は、お子さまと話し合ってルートを選びます。
その際、曲がり角が多いルートであれば「次は右かな?」「この道は左だね」と左右の認識に繋げるなど、お子さまの経験になるよう工夫してお散歩しています。
また、まだ地図を読むことが難しいお子さまには、地図に張りつけたマグネットで「今、ここを歩いているね」と示しながら一緒にお散歩に出かけています。

 

お散歩の目的④自己選択の練習をする

お子さまが雨の日に「お外に行きたい!」と意思表示したとき、あなたはどうしていますか?
PARCでは事前に「晴れていたらお散歩」「雨が降っていたらお部屋で遊ぶ」とお子さまに伝えているので、「まずはお天気を見に行こう!」と誘っています。
「雨だから行けないよ」と言葉で伝えるだけではお子さまは納得しないかもしれません。
しかし、実際に外へ出て、お子さま自身の目で天気を見て「行く・行かない」の判断をしてもらうことで納得してもらいやすくなります。
これは、お子さま自身が「自分で選択した」ことで納得感を得ているからです。
今後、さまざまなことを自分で決めていく=自己選択していくための練習の場としても「お散歩」を活用しています。

 

お散歩の目的⑤運動の機会の確保

ある日、Sくんの保護者さまから「最近、なかなか外に行く機会がなくて…」というご相談がありました。
Sくんに限らず、感染症等で休園が続き、外で体を動かす時間が減ってしまっていますよね。
そんな時にも「お散歩」は大活躍します。

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歩いて外を移動するので密になりにくく、感染のリスクも低いのでこの時期にはピッタリです。
この記事の始めにご紹介した公園にSくんと一緒に行くと、水鳥や池のお魚を発見して大喜び!久しぶりに外で思いっきり走り回って、Sくんは大満足の様子でした(*^^*)

 

まとめ

このように、「PARCにしのみや」ではお子さま一人ひとりに合わせた目的を持って「お散歩」に出掛けています。
これから梅雨に入っておうちで過ごす時間が増える時期になりますが、晴れた日にはお散歩に出てたくさんの楽しみ方を見つけてみてはどうでしょうか?


(※写真は新型コロナウイルス感染症が発生する前に撮影したものです)

みなさんのお散歩コースや「こんな発見があったよ!」といったお話があれば、ぜひPARCでも聞かせてくださいね!

 

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