おうちでも「ごっこ遊び」ってよくやりますよね。
「PARCにしのみや」でも、子どもたちがいろんな人物や物になりきって楽しんでいます(*^-^*)
子どもが「なにか」になりきっているとき、生き生きとしていた表情をしていますよね。
今回は、そんな「ごっご遊び」から得られる子どもの成長についてお伝えします!
「ごっこ遊び」は子どもの言葉の獲得・社会性・創造性に大きく関わる
実は、ごっこ遊びは子どもの成長に大きく関わっています。ごっこ遊びを通して、
- 言葉の獲得
- 社会性
- 創造性の豊かさ
1.「ごっこ遊び」で言葉の獲得とコミュニケーションを向上
「PARCにしのみや」ではスタッフとだけではなく、兄弟姉妹やお友達と「ごっこ遊び」をすることもあります。複数の他者と遊ぶことは、つまり集団生活の一部となります。
子どもの成長における「二項関係」
「二項関係」とは、自分と大人(お母さん・お父さん・先生など)、自分とおもちゃ、といったように、特定の対象と一対一の関係を結んでいる状態をいいます。
- ぬいぐるみをじっと見つめる
- 泣くと抱っこしてもらえる
- 目が合うとにっこり笑ってくれる
これは、集団生活をするにあたっての大事な基礎となります。
子どもの成長における「三項関係」
「三項関係」とは、二項関係を土台に発展したもので、自分とものと大人、自分とものとお友達、といったように三者の関係を結んでいる状態をいいます。
特に「ごっこ遊び」では他者と物を共有して一緒に遊ぶ「三項関係」となり、これは集団生活の一部となって、これから子どもたちが飛び込んでいく社会生活に繋がっていきます。
二項関係から三項関係を結ぶことで言葉の獲得やコミュニケーション能力を向上する
子どもたちが成長に伴い、二項関係から三項関係を結んでいくことは、言葉の獲得やコミュニケーションを行う上でも大切な基礎となります。子どもたちの周りにはテレビやスマホ、絵本やおもちゃなど興味を広げる対象がたくさんありますが、これらをただ与えるのではコミュニケーションが一方通行になってしまいます。
まずは、これらを使って遊んだり、大人やお友達と一緒にお話ししながら利用したりするなど、互いに言葉を交わし、コミュニケーションを取るようにしましょう。
きっとコミュニケーションの質が変化したり、自然と語彙が増えたりしますよ。
2.「ごっこ遊び」で社会性が身につく
ごっこ遊びは、相手を意識的に「見ている」からこそ再現ができます。つまり、観察力が向上しているということです。
たとえば、妹や弟そっくりに年下を演じてみたり、好きなヒーロー・ヒロインの変身ポーズやセリフをきちんと覚えていたり。
いろいろな役になりきることで、子どもたちは相手の気持ちを理解しようとします。
また、イメージを共有しながらみんなで一つの世界を作りあげることで「協調性」が生まれます。
相手の気持ちを理解しようとしたり、イメージを共有したりすることで共感力や他者に寄り添う気持ちが芽生え、社会性を身につける第一歩となります。
3.「ごっこ遊び」で創造性の豊かさを身につける
ごっこ遊びは、「この人・物になりたい!」と感じるところから始まります。物を見立てたり役になりきったりすることで再現度が高くなり、たとえば柱を怪獣に見立てたり、何もない空間にキッチンがあるとイメージしたりすることもあります。
物を特定の別物に見立てたり、何もない空間にイメージで物を作り出したりする力、つまり創造力がとっても働いているんですね!
(おままごと)
(大砲づくり)
まとめ
このように、「ごっこ遊び」には子どもが成長していくうえで大切な要素がたくさん詰まっています。そして、子どもたちはごっこ遊びでできたことをきっと大人に伝えてくれるはずです。
「みてみて!」
「●●ができたよ!」
と子どもから発信があれば、大人はしっかりと子どもに向き合って「褒めて」あげましょう!
褒めることで子どもはぐんぐん成長し、自信にもつながりますよ。
そして、「ごっこ遊び」は新たな「好きなこと」が見つかる場でもあります。
また、「苦手なこと」が「できた!」につながる瞬間もきっとあります。
PARCにしのみやでは子どもたちの「できた!」を大切にしており、みんなの可能性を見守り、日々楽しく成長してもらえるよう努めています。
気になることがありましたら、お気軽にスタッフまでお声掛けくださいね♪