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PARCが目指す集団療育って?

■集団療育のお話の前に・・・

集団療育のお話をする前に、まずはPARCの個別療育についてお話します。
PARCの個別療育は主体性を重んじ、創造性と想像性を育む療育を目指しています。心と体を動かす喜びを知ることでお子さまの中に自信が芽生え、心身が満たされていきます。結果として脳から抑制性の神経が促されて「落ち着き」に繋がっていきます。
お母さんからよく聞こえてくる「順番が守れない」「落ち着きがない」といったキーワードに関しても、抑制や誘導をおこなうよりも、子どもの主体性(自由遊び)を尊重することでかえって集中力があがり、不安が解消するといわれています。
大人がもつ世界観や常識は、子どものそれとは違います。子どもに「詰め込む」よりも『自由と愛情』を注いであげることで想像以上の発見がお互いに見つかるかもしれません。

 

■PARCの集団療育

さて、ここまで個別療育のお話をしてきましたが、それだけではできないこともあります。
PARCの集団療育はあえて同じ年齢の子どもだけで実施していません。これは異なる年齢での相互の刺激は有効だと実証されているからです。
例えば、「椅子に座って先生の話しをゆっくり聞く」といった姿勢は、個別療育よりも集団療育でできることがあります。それは周りの友達を見て成長する(学ぶ=真似ぶ)機会が多く、その効果が期待できるためです。他にも、おもちゃの取り合いなど、ほかの子とぶつかることによって人と人との関係性を学ぶ機会を得ます。時には手が出ることもあるでしょう。その場を取り繕うよりも「困った」とお互いが思える時間を経験することが成長のきっかけとなります。そんな経験や学びが、将来に誰かのために力を貸せるようになることにもつながるのです。

 

■まとめ

すべての人は一人では生きていけません。集団での生活は否が応でも歩まなければいけないステージです。就園・就学準備から集団生活における適応練習など、PARCでは約5名での集団療育ですので、一人ひとりが密度の濃い時間を過ごせます。
集団だからこそ成し遂げうる課題も積極的に取り入れ、サーキットトレーニングや机上活動、公園散策など個別療育とは違った「発見」を見つけていきましょう!

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