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お仕事シリーズ×作業療法士

前回の言語聴覚士(ST)に続き、今回は作業療法士(OT)についてお話します。
「作業療法士ってどんなことをするの?」「そもそも作業療法って?」そんな疑問にもお答えします!

■作業療法士(Occupational Therapists)ってなあに?

作業療法士とは、病気やケガ、生まれながらに障がいを持つ方、またはそれが予測される方など、日々の生活の中に困難が生じている方に対し、「作業」を通して支援を行う専門職のことです。
分野も身体機能の治療だけでなく、社会参加のためのトレーニングや精神・心理面へのアプローチなど、多岐にわたります。
ちなみに社会参加とは、保育園・幼稚園や学校に通うこと、職場で働くこと、お店で買い物をすることなど、地域社会と接点を持ち、生活する営みのことをいいます。
PARCに通うことも、お子さまの「社会参加」の一つになります。
作業療法士は、その人の生き方・価値観・思いを大切にしながら、一人ひとりがその人らしく生活できるよう支援を行っています。

■作業療法の「作業」って?

作業療法の「作業」とは、歩く、食べる、入浴、排せつ、服の着替えなどの「日常生活動作」と呼ばれるものから、遊び、仕事、対人交流、趣味など、人が営む生活行為のすべて、そして、それらを行うために必要な身体と心の活動のことをいいます。

■作業療法士はどんなことをするの?

例えばこんな支援をします。

■日常生活動作のトレーニング
食べたり服を着替えたりといった日常生活の中での動きが困難な方に対し、身体機能の回復、体の動かし方や道具の使い方のトレーニング、福祉用具の提案や自助具の作製などを行います。

■住環境などの環境調整
階段や段差、食事環境(机やイスの高さなど)、お風呂・トイレなどのご自宅の環境を評価し、その人が暮らしやすいように福祉用具の選択やお家の改装についてのアドバイスを行います。
また、ご自宅で過ごされる際の座る姿勢や寝る姿勢などの環境調整も行います。

■感覚統合
生まれつき感覚が過敏な子や鈍感な子、上手く感覚を分類して整理すること(=統合)が苦手な子に対し、その子が「楽しい!」と思える遊びや運動を通して未熟だったり苦手だったりする部分を伸ばしていきます。

■心理・精神・高次脳機能への働きかけ
障がいや慣れない入院生活によって生じた不安や混乱を、作業活動を行うことによって和らげ、自信へと繋げていきます。また加齢や障がいによって低下した記憶、時間や物事の認識など、生活に必要な認知機能を評価し、治療・支援を行います。

そのほか、原因や症状によって適切な支援を行います。

■こどもへの作業療法

遊びを通じて運動の基礎能力(ジャンプ、走る、手先の運動など)や物品操作などの応用力(ハサミの操作、折り紙を折るなど)を高めます。それにより子どもの能力が向上し、その場に合った行動や目標が達成できるようになり、その経験を積み重ねることで自己肯定感に繋がっていきます。

■おわりに

遊びを通して苦手な動きを克服し、楽しく自信をつけてもらえるように支援しています。また、お子さまの心身を含めた全体的な発達の手助けだけでなく、保護者の方やその子を支える周りの大人たち(保育所・幼稚園や学校の先生など<保育所等訪問支援>)にも具体的にお子さまの身体の状態をお伝えし、その子にとってより過ごしやすい環境を整えていきます。

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