
PARCウィル藤井寺は、主に、重症心身障害や医療的ケアが必要なお子さまを対象に、一人ひとり発達や体調に合わせた療育を提供しています。
日差しがジリジリと照り付ける本格的な夏がやってきましたね。
夏といえば、海、花火、そして…「スイカ割り!」
先日、PARCウィル藤井寺では、季節を感じるお楽しみイベントとして「スイカ割り大会」を開催しました。
今回は、子どもたちの笑顔と熱気に包まれたイベントの様子をお届けします!

重症心身障害児のお子さまでも無理なく楽しめる「魔法のスイカと棒」
本物のスイカを割るのも素敵ですが、ずっしりと重いスイカや硬い棒は、力の加減や保持が難しい重症心身障害児のお子さまにとっては少しハードルが高いこともあります。
「全員が主役になって、自分の力で割る達成感を味わってほしい!」
そんなスタッフの熱い想いから、今回のスイカ割りでは完全手作りの「特性スイカ」と「特性棒」を用意しました。
こだわりポイント①握りやすくて軽い「特性棒」
お子さまの握力や手の大きさに合わせて軽い棒を作りました。
つかみやすく、少しの力でもしっかり振ることができるように工夫しました。
こだわりポイント②パカッと割れる「手作りスイカ」
「当たった!」という手ごたえを感じつつ、弱い力でも何度でもたたくことで真っ二つに割れる仕掛けを施しました。
「がんばれー!」の声に応えて、何度も何度もトントン叩くと…?
目の前に現れた手作りのスイカに興味津々のお子さまも居れば、不思議そうに見つめるお子さまいました。
スタッフの「がんばれ!」という応援の声に合わせて、お子さまも狙いをすまして振り下ろしていました。
一人ですることが難しいお子さまも、スタッフが支えながらスイカ割りを味わっていただきました。
割れた瞬間の、輝く「できた!」の表情
スイカが割れた瞬間、事業所の中は大歓声と大きな拍手に包まれました。
「やったあ!」と満面の笑みを浮かべるお子さまや、割れたスイカをじっと見つめているお子さま、スタッフと一緒に嬉しそうにほほ笑むお子さま。
どのお子さまの表情からも「自分の力でやり遂げた!」という達成感と喜びが溢れ出ていて、このイベントを開催して良かったと心の底から思いました。
手作りのスイカだからこそ、みんなが最後まで諦めずにたたき続けることができ、最高の「できた!」の瞬間にたどりつくことができました。
まとめ
PARCウィル藤井寺では、重症心身障害や医療的ケアのあるお子さまであっても「みんなと同じように季節の行事を目一杯楽しむこと」「自分でできた!という成功体験を積み重ねること」をとても大切にしています。
身体の動かし方や、感じ方に合わせた少しの工夫があれば、子どもたちの「やりたい!」「楽しい!」の可能性は無限に広がります。
これからも子どもたちの笑顔を引き出せるよう、楽しくて、温かい療育イベントをたくさん企画していきます!
季節の変わり目、体調管理に気を付けながら、この夏もPARCでたくさんの思い出を作っていけたらと思います。